Black Sabbathブラック・サバス

Profile

ヘヴィ・メタルにおける真のオリジネイター、BLACK SABBATH。1968年、当時はヘヴィ・ブルース・ロックをプレイするバンド、EARTHとしてオジー・オズボーンを中心にバーミンガムにて結成するが、その後バンドはよりオカルトやホラーに影響を受けた世界観を取り入れるようになり、マリオ・バーヴァ監督のホラー映画のタイトルからバンド名をBLACK SABBATHへと変え、1970年2月13日の金曜日にアルバム『BLACK SABBATH』でデビュー、同年に「その後の音楽シーンを変えた」とも言われる金字塔的作品『PARANOID』を発表、翌71年には名作との呼び声も高い『MASTER OF REALITY』を発表、立て続けに名盤を発表し、一気にスターダムを駆け上がっていき、オジー・オズボーンの絶望に満ちたヴォーカルとトニー・アイオミによるパワー・コードを多用した無機質かつ重厚なギター・リフが織りなすネガティヴ・メタリック空間は、唯一無二な世界として評価をされる。その後も『SABBATH BLOODY SABBATH』『SABOTAGE』など、多くのメタル・スタンダードを輩出していった彼らだが、79年アルバム『NEVER SAY DIE!』を最後にオジーが脱退、グループの存続が危ぶまれるなか後任としてメタル界屈指のヴォーカリスト、ロニー・ジェイムズ・ディオ(元レインボー)が加入し、翌80年、コンテンポラリーなヘヴィ・ロックを目指したアルバム『HEAVEN & HELL』で見事復活を遂げる。 以降も目まぐるしいメンバー・チェンジを経ながら活動を続けていき、ハード・ロック/ヘヴィ・メタル・シーンのみならずグランジやヘヴィ・ロック・シーンへも多大な影響を与える存在としてシーンに君臨し続けていく。2007年にバンドは再びロニー・ジェイムス・ディオをヴォーカルに迎えて活動を始めるが、1997年に行ったオリジナル・メンバー再結成ツアー時に「オリジナル・メンバーの再結成以外、BLACK SABBATHという名前を名乗らない」と公言していたため、バンド名をHEAVEN & HELLとして活動していく。
2011年11月11日、オリジナル・メンバーが再び集結しBLACK SABBATHとしての活動を再開することを発表、その後ビル・ワード(dr)のみ不参加という形でBLACK SABBATH名義としては実に18年振りとなるスタジオ作『13』を2013年6月に発表、全米・全英共に1位を獲得する。現在は最後のツアーとする「The End」ツアーを行なっており、2017年2月のイギリス公演までの日程が既に発表されている。

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