GARBAGEガービッジ

Profile

■無数のループとサンプリングの繰り返しを聞きながら、あるメンバーが不意につぶやいた。「これはまるでゴミ(GARBAGE)だね」と。ブッチ・ヴィグが答えた。「確かにそうだな。でも、僕たちはこのゴミを歌に変えるんだ」。そして、混沌から音楽が生まれた。

■世界でも名立たる敏腕プロデューサー:ブッチ・ヴィグ(ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』、スマッシング・パンプキンズの『サイアミーズ・ドリーム』等をプロデュースし、米国におけるオルタナティブ・シーンでの最重要プロデューサーの一人)ら3人のプロデューサーが、イギリス出身紅一点ヴォーカル、シャーリー・マンソンを迎えいれ、1994年にNYにて結成。

■1995年にアルバム『G』にてデビュー。1年間以上、ビルボードのアルバム・チャートに入り続け、最終的には世界で500万枚以上のセールスを記録する。その後、世界で200本以上のギグをこなし、日本にも、96年に来日し計4本のライブを敢行。

■1998年5月にはセカンドアルバム『Version 2.0』をリリース。ノイズギターと暗鬱な歌詞などグランジの色合いが濃かったファースト“G”の方向性を大きく進化させており、より多彩でより緻密な音の集積を完成させた。“Version 2.0”は結果的に“G”をさらにしのぐ600万枚以上という、世界的に好調なセールスを記録した。前作同様、世界的にツアーも行い、日本でも98年8月のフジロック・フェスティバルにも出演している。

■そして2001年9月、3rdアルバムの『ビューティフル・ガービッジ』(日本盤のみ、「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」の主題歌を収録)をリリース。メンバー4人全員がアルバム全曲に満足するという、記念碑的傑作アルバムとなった。半年後の2002年2月には、東京・大阪で久々の単独ライヴを敢行。ヒット曲オンパレードの熱狂パフォーマンスで改めて、ライヴ・バンドとしての力量を見せつける。

■2003年8月より、待望の4thアルバムのレコーディングを開始。レコーディング中に、各メンバーの病気に手術、創作面での不一致など、解散寸前まで追い込まれながらも、2005年4月に約3年半ぶりの4thアルバム『ブリード・ライク・ミー』が遂に完成。その後、ワールド・ツアーに出るも、9月末のオーストラリア公演を最後に活動休止を宣言。10月に予定されていたフランス、ベルギー、イギリス公演をキャンセルしていた。

≪メンバー≫
シャーリー・マンソン(ヴォーカル/エレキ・ギター)
スティーヴ・マーカー(エレキ&アコースティック・ギター)
デューク・エリクソン(エレキ&アコースティック・ギター/シンセサイザー)
ブッチ・ヴィグ(エレキ・ギター/ドラムス/エフェクト/プログラミング/ベース)

≪ディスコグラフィー≫
1stアルバム:『G』(1995)
2ndアルバム:『Version 2.0』(1998)
3rdアルバム:『ビューティフルガービッジ』(2001)
4thアルバム:『ブリード・ライク・ミー』(2004)

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