アメリカ東海岸のグリニッジ・ヴィレッジで出会ったピーター・ヤーロウ、ノエル・ポール・ストゥーキー、マリー・トラヴァーズの3人が、 61年にトリオを結成、ピーター、ポール・アンド・マリーとして初めてライヴ・ハウスのステージに立った。

このライヴが評判を呼び、62年シングル 「レモン・トゥリー」 でデビュー。
同時にデビュー・アルバム 『ピーター、ポール・アンド・マリー』 をリリースした｡
ギター2本と卓越したハーモニーワークというシンプルな彼らの音楽は多くの人の心を捉え、 アルバムのリリースから2年間もの間、ビルボードTOP20にチャートインし続けると言う大ヒットとなった。

フォーク・ミュージックに全く新しい感性、社会性を持ち込んだ彼らのサウンドは多くのフォロワーを生み、 「天使のハンマー」 がアメリカ公民権運動の讃歌に選ばれるなど、その人気は不動のものとなったのである。