Peter Cincottiピーター・シンコッティ

Profile

23歳のシンガーソング・ライター・ピアニストであるピーター・シンコッティは彼の新作『イースト・オブ・エンジェル・タウン』で新鮮で映画のような世界を繰り広げている。彼の心の奥底を掻き立てるような曲の数々は、個人的でありながら全世界共通でもある物語をメロディーにのせて語るのだ。生粋のニューヨーカーである彼は9歳のときから曲を書き始めたというが、『イースト・オブ・エンジェル・タウン』はシンコッティにとって初のオリジナル・マテリアルのみのアルバムとなる。ポップ、ロック、ブルース、ファンク、そしてジャズをブレンドした音楽の世界を追及しているシンコッティのパーカッシヴなピアノの演奏と豊かなヴォーカルは、各楽曲にエネルギーを吹き込んでいる。「曲ができた瞬間そのままの新鮮さをもたせたまま、それぞれの曲をスタジオで再び作り上げたかったんだ」と彼は語る。「プロダクションの要素全てがそのクオリティーを反映しなければいけないと思ったし、曲の意味合いを表現するということが重要だったんだ。」
魅惑的なロス・アンジェルスでの世界から(「エンジェル・タウン」)、今日の社会における女性/男性の関係性(「ビー・ケアフル」)、失うことを歌う象徴的な曲(「グッバイ・フィラデルフィア」)、ニューヨークにおける孤独と愛(「シンデレラ・ビューティフル」)まで様々な事象を歌う楽曲それぞれが物語を語るようである。それらの楽曲は懐かしい人物から見知らぬ人物まで、様々な人物画を音楽で描くようでもあり、あたかもマンハッタンの街並みを一日中歩き回ったかのような気分にさせるものだ。プロデューサーは14度ものグラミー賞受賞経験のあるデヴィッド・フォスター。さらにプロデューサーのウンベルト・ガティカ、そしてプロデューサー/サウンド・デザイナーのJochem van der Saagらとシンコッティがチーム・アップしたことによって形になり始めた。シンコッティはまた、受賞経験豊富な作詞家のジョン・ベティスともコラボレーションしている。「ジョンと共に曲を作るのは僕にとって特別な経験だった。アルバム制作の初めから彼はパートナーとして参加してくれたし、実際コラボレートしたいと思った唯一の人物だったんだ。」

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