| 分析曲:「ドント・ギヴ・アップ〜愛されている 君へ」 |
1.「1/f(エフ分の1)のゆらぎ」が認められる、癒 しの“声”
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正確なビブラート唱法により高い周波数では細かく、低い周波数では大きく周波数を揺らいでおり、癒される良い音に多くみられる1/fのゆらぎの定義に適っている。
一般的に「良い音」とされる音を集めて、その特性を分析したところ、その多くに「1/fのゆらぎ」が認められた。この1/fのゆらぎとは、周波数の低いところではゆらぎは大きく、高いところではゆらぎが細かく なっている、つまりゆらぎの大きさと周波数が反 比例するところから周波数の英語表記frequencyの頭 文字のfをとって「1/fのゆらぎ」と呼んでいる。
この「1/fのゆらぎ」には「周波数ゆらぎ」と「振幅ゆらぎ」があり、前者のゆらぎは時間的に 周波数が定期的に変動しビブラート唱法もこれに 該当する。
後者のゆらぎは時間的に振幅(音の大きさ)が定期的に変動する。この「1/fのゆらぎ」の定義に適った音を聞くと、リラックスすることが出来て脳波中のα波が優位になる傾向がみられる。今まで分析した中では、美空ひばりさんや宇多田ヒカルさん、3大テノールのプラシド・ドミンゴさん、セリーヌ・ディオンさんなど歌唱力に定評のある人の歌声にみられた。
2.さわやかさとあたたかみを併せ持つ、高くて厚みのある“声”
⇒天性のハートフル・ヴォイス
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一般人では子音等にしか見られない高周波成分が、彼の場合、一般人では8000Hz程度までしかない母音の倍音部における声帯の振動の倍音成分が約15000Hzまで分布している。そのことが、清潔感があ りさわやかな中にも、重厚感のあるあたたかい音声になっている。
3.素晴らしい腹式発声から生まれる、メッセージが伝わる“声”
⇒「生きることを、あきらめてはいけない・・・ だって君は愛されているのだから」というメッセージを伝える心の処方箋
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発声の基本である腹式発声がきれいに出来ているため3000〜4000Hzの周波数成分が飛躍的に強く出ており、様々な楽器の中であっても、楽器に負けずに“声”が前に出てきており、歌詞のメッセージが伝わりやすい。
また音程にふらつきがなく安定しているため、安心して聞くことが出来る。
※図面の見方図中縦軸は周波数に対応、横軸は時間に対応し、そのスケールは図中に示すとおり。表示色は相対信号強度に比例し、レベルが低いところから順に5dB毎に黒→茶→赤→橙→黄→緑→青→紫→灰→白で表示されている。
図面のファイル名に(-a)がついているものに白丸で示されたところが上記で指摘した彼の音声の特徴点。
(鑑定)
日本音響研究所長鈴木松美(Matsumi Suzuki)
音声科学 心理学・理学 法学博士
http://www.onkyo-lab.com |