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制作ノート
曲解説
01. 希望という名の光 (Prelude)
アルバムのオープニングは、シングル「希望という名の光」から抜粋したアカペラ・コーラスです。
02. NEVER GROW OLD
以前から「NEVER GROW OLD(決して古びない)」という言葉の響きが大好きで、CMのオファーをいただいた際にこのテーマで一曲作ろうと思いました。昔からやっている16ビートのリズムパターンですが、コード感にアイリッシュ的なニュアンスを混ぜているのがミソ?です。
03. 希望という名の光
昨年2010年公開の映画「てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~」(監督:李闘士男 出演:岡村隆史、松雪泰子)の主題歌として書き下ろしたシングルです。さまざまな困難を乗り越え沖縄で珊瑚の養殖に成功する夫婦の実録映画でしたので、主人公を励ます歌として作ったのですが、今回の震災ではずいぶんと各方面でオンエアされたということをうかがい、私自身の思い入れもあって、ついにこのアルバムのタイトル・ソングとなってしまいました。歌というものは時として、作った当初とは違う新しい意味付けがあとから加えられるという、まさにその典型です。
04. 街物語 (NEW REMIX)
昨年2010年発売のこのシングルは、TBS系日曜劇場「新参者」(原作:東野圭吾 主演:阿部 寛)の主題歌です。物語の舞台が人形町なので、2日ほど人形町を散策してイメージをつかみ、作曲しました。私のあのころと何も変わらない、若い男女の出会いと別れの歌です。アルバム用にリミックスしました。
05. プロポーズ
私の現場スタッフは、30代前後(いわゆるアラサーですね)がとても多く、そうした男女(特に女性)はちょうど結婚適齢期で、ここ数年おめでたい話が続いています。「街物語」もそうなのですが、この歌も彼らの恋物語からインスパイアされて作った歌です。自分の娘ほども年の離れた女性スタッフから、彼女が相手の男性にとてもやさしい求婚をされた話を聞かされ、彼女へのお祝いソングとして書いた一曲です。ですから、いい歳をしてプロポーズの歌かよ、などと決して言わないで下さい(笑)。
06. 僕らの夏の夢
2009年公開の劇場アニメ「サマーウォーズ」(監督:細田守)の主題歌としてシングル・カットされた作品です。映画の舞台は長野県上田市。蝉時雨が響いていてもなぜか静けさを感じる、そんな日本の山の夏が持つ静謐さをイメージして作りました。曲作りの課程でなぜかふいに、第二次大戦末期に作られた松代大本営のエピソードを思い出しました。当時、松代に近い上田市には、上田飛行場と戦闘機組み立てのための上田原半地下工場があり、特攻隊の基地もあったそうです。現在の国道143号線の長い直線は、飛行機の滑走路に転用目的の名残りだと聞いたこともあります。「零戦が空を飛ぶ はるかな時代から」という歌詞の一節は、こうしたエピソードから連想したものです。
07. 俺の空
ひさびさのヘヴィ・ファンク・チューンです。ある日、家の前に突然高層マンションやオフィスビルが出現し、目の前の空を真っ二つにされた経験をお持ちの方はたくさんおられますよね。どこかの政治屋が空中の有効活用だとか言い出してから、東京のそこいら中でこの歌のような事態が起こっています。かく言う私もそのひとりです。無定見な都市政策への怒りを込めて。
08. ずっと一緒さ
2008年のフジTV系ドラマ「薔薇のない花屋」(出演:香取慎吾、竹内結子)の主題歌としてシングルカットされました。ここからバラード路線がスタートしました。お気に入りの一曲です。
09. HAPPY GATHERING DAY
中学時代の友人とは、今でも一年に一度集まります。それがたとえ数年に一度でも、会えばすぐにあのころに戻れる大切な友達が、現在と過去をつなぐ甘くほろ苦い記憶とともに、どなたにもおいでのことと思います。KFC40周年キャンペーン・ソング。ラヴィン・スプーンフルに代表される1960年代ニュー・ヨークのグッド・タイム・ミュージック路線のサウンドです。
10. いのちの最後のひとしずく
私にしては大変めずらしい、女性側からの視点の歌なので、当初は誰か他のシンガーに歌ってもらおうかとも思っていましたが、気に入った作品でしたので、まあ、こういうのもいいかと、自分でレコーディングして完成させました。一歩間違えたら演歌の世界です。どなたかカヴァーして下さらないかしら。
11. MY MORNING PRAYER
4月スタートの日本TV系朝ワイド「ZIP!」のテーマソングのオファーを受けてレコーディングしていた最中に、地震が起こり、急遽それまで作っていた楽曲を捨て、全面的に書き直して制作した作品です。世情が大きく動揺している中で、伝わってくる原発事故のデマ。そのような状況では、技巧的なもの・装飾的なものが介在する余地はなく、一種フォーク・シンガーのような一作となりました。収録しようかどうしようかと迷いましたが、これも自分史の1ページ。TV用ヴァージョンは地震後の最悪の電源事情の中で制作したため、今回のアルバム化にあたり、ヴォーカルとストリングス以外を全て再録音して、音質向上を試みました。
12. 愛してるって言えなくたって (NEW REMIX)
本年1月~3月のTBS系日曜劇場「冬のサクラ」(主演:草彅剛 今井美樹)主題歌としてシングルカットされました。ちょっとだけ欧風趣味のAメロが自分では気に入っております。この最新シングルの発売後2日たって震災が起こりました。発売前だったらどうなっていたか。でも、音楽に罪はないので。アルバム用のリミックス・ヴァージョンです。
13. バラ色の人生~ラヴィアンローズ
エディット・ピアフの名曲を一人アカペラで歌ってみました。2008年のTBS系ニュースワイド「ブロードキャスター」テーマソングのためにオファーされレコーディングしたものです。
14. 希望という名の光 (Postlude)
アルバムの最後は、やはり「希望という名の光」からのアカペラです。
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