ホーム >> Another Side of Music >> 第41回 Led Zeppelin / レッド・ツェッペリン 『LED ZEPPELIN III / レッド・ツェッペリンIII<SHM-CD>』
Another Side of Music

第41回
Led Zeppelin / レッド・ツェッペリン
『LED ZEPPELIN III / レッド・ツェッペリンIII<SHM-CD>』

『LED ZEPPELIN III / レッド・ツェッペリンIII<SHM-CD>』

個人的に今、B面の気分

単にハードにとどまることなくフォークやブリティッシュ・トラッドの要素を新たに取り入れた3rdアルバムは、バンドの多様性、発展性を見事に表現した名作。1970年作品で、全米アルバム・チャート1位に輝いている。
http://www.wmg.jp/artist/zeppelin/WPCR000013607.html


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基本的に、何でも好きなことを書いていいといわれているこのアルバム紹介の連載。そんなわけで、毎回全然関係ない無駄話や、肝心のアーティストの情報についてほとんど書かないこともあるという暴挙の数々を、いつも寛大な心で許してくださっている関係者の皆さんには大変感謝している次第ですが、それでも自分の中で、決めていることはいくつかあるわけです。

まずひとつが、音楽マニアにしかわからない難しい言葉や用語はできるだけ使わないということ。なぜなら、この連載の趣旨が、これまであまり音楽を聴いていなかった人に対して「こんなアルバムもあるよ」と紹介することで、知らなかった音楽に出会ってもらえればいいなという思いがあることと、あとは、自分自身も音楽マニアというほど音楽に詳しくないという。

もうひとつは、嘘をつかないということ。つまり、実際に自分が好き、またはいいなと思うモノしか紹介しないということ。日常生活においては嘘つきまくりの私ですが、なぜかここにおいては嘘が書けないんですね、不思議と。とはいっても、音楽の趣味なんて人それぞれなので、僕がいいといったところで、そうでもないと感じるのは重々承知の上なんですが、とりあえず、ここで紹介してきたアルバムについては「あぁ、こいつはこういうのが好きなんだな」と思っていただければ幸いです。

このふたつが自らに課した「自分ルール」なんですが、実はあとひとつあって、それは比較的ゆるいルールで、出来れば同じアーティストのアルバムを何枚も紹介しないこと。でないと、偏っちゃうじゃないですか。ま、人としては偏っているんですが、そこはひとまず置いといて、少しでも幅広いジャンルを紹介したいなぁと、一応心がけてはいるわけです。凄いでしょ、ここまでで720文字も使ってるんですよ。あり得ないアルバム紹介コラムです、我ながら。

そんなわけで、今回紹介したいのが、すでに過去に2回も紹介している、皆さんご存知レッド・ツェッペリンの3作目のアルバム『LED ZEPPELIN III』というわけです。いってるそばからルール破りまくりのこの自由さ加減、どうぞお許しください。なので、もう詳しい説明はしません。しませんが、ひょっとしたら、レッド・ツェッペリンといえば「ギンギンのハードロック・バンド」と思っているあなたへ。

実際、ツェッペリンはそういった傾向の曲が多いといえば多いんですが、実は、アコースティックな一面もあり、このアルバムもA面(レコード時代)の1曲目は、ブルーザー・ブロディ(プロレスラー)の入場曲でおなじみの「移民の歌」ではじまるものの、B面はかなりアコースティック色が濃い特長的な作品で、これがまたいいんです。

なぜ今、このアルバムを紹介しているのかというと、最近この作品後半にある「TANGERINE」から「THAT'S THE WAY」あたりの流れをよく聴いており、ちょうど心境的にしっくりくる、というだけなんですが、試聴もできるので、ハードロックなイメージしかなかった人は、聴いてみてください。ツェッペリンのイメージが変わるかもですよ。

本来であれば、このアルバムが制作された背景や、そもそもジミー・ペイジはアコースティック系のバンドとして活動する構想もあったらしいとか、「レッド・ツェッペリン(鉛の飛行船)」というバンド名は、ザ・フーのキース・ムーンがつけたんだとか、色々書くべきなんでしょうが、前半に文字数を使いすぎたため、今回はこのあたりで。ではまた次回。

今回紹介した1枚

『LED ZEPPELIN III / レッド・ツェッペリンIII<SHM-CD>』 Led Zeppelin / レッド・ツェッペリン
『LED ZEPPELIN III / レッド・ツェッペリンIII<SHM-CD>』

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単にハードにとどまることなくフォークやブリティッシュ・トラッドの要素を新たに取り入れた3rdアルバムは、バンドの多様性、発展性を見事に表現した名作。1970年作品で、全米アルバム・チャート1位に輝いている。
http://www.wmg.jp/artist/zeppelin/WPCR000013607.html



穴澤 賢 (あなざわまさる)

プロフィール

穴澤 賢 (あなざわまさる)
1971年大阪生まれ。
ブログ「富士丸な日々」の作者。
高校生の頃からバンドに明け暮れ、28歳という微妙な年齢で上京するが、音楽の道から挫折するという経歴を持つ。現在は文筆業でかろうじて食いつないでいる。口癖は「ま、いいじゃん」。著書に『ひとりと一匹』(小学館)、『富士丸な日々~明日は天気か?』(小学館)、『富士丸 おでかけ日和』(日経BP社)などがある。

「富士丸な日々」 http://fujimaru.blog16.fc2.com/
「Another Days」 http://anazawa222.blog13.fc2.com/