ホーム >> Another Side of Music >> 第48回 Mick Jagger / ミック・ジャガー 『The Very Best Of Mick Jagger / ザ・ベリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー』
Another Side of Music

第48回
Mick Jagger / ミック・ジャガー
『The Very Best Of Mick Jagger / ザ・ベリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー』

『The Very Best Of Mick Jagger / ザ・ベリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー』

22年前を振り返り

ソロとしても輝かしいキャリアを誇るミック・ジャガー、初のベスト・アルバムは、数々の大物ミュージシャンが名を連ねる豪華な一枚。「Lucky In Love」「Just Another Night」「Sweet Thing」「Let's Work」など4枚のソロアルバムからのヒット曲に加え、デヴィッド・ボウイとのデュエット「Dancing In The Street」、ボノとのコラボレーションによる「Joy」やレニー・クラヴィッツとの「God Gave Me Everything」も収録されている。また、ジョン・レノンがプロデュースした幻の未発表曲「Too Many Cooks」が収められている。
http://wmg.jp/artist/mickjagger/WPCR000012765.html


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時の流れは早いもので、ふと気がついたら上京してもう10年が経っておりました。当時、私は28歳。そんな歳でバンド活動のためにのこのこと東京に出てきて、いったい自分は何を考えていたのかと不思議で仕方ない。それはさておき、東京をはじめて訪れたのは、そこからさらに10年前のこと。何をしにやってきたのかというと、ローリング・ストーンズの東京ドーム公演を観るためだった。

当時、ストーンズのツアーはこれが最後かもしれないといわれており、しかもはじめての来日だったので、この機会を逃すまいとなけなしの小遣いをはたいてやって来たのだった。そして期待を胸に右も左もわからぬまま水道橋の駅からドーム球場へ向かい、米粒くらいのミックとキースに心躍らせたのを覚えている。後に、これが最後、これが最後といわれつつ、何度も来日することなどそのときは知るよしもなく。

そもそも、ストーンズが来日することなどないといわれていた。なぜなら、1980年頃からミック・ジャガーとキース・リチャーズの不仲説が流れており、もういつ解散してもおかしくないという状態だったからだ。そんな中、ミックが『シーズ・ザ・ボス』というソロアルバムを出して1988年に初来日を果たす。たしかそのときも、ストーンズを生で観ることなどないだろうから、せめてミックだけでも見ておこうと大阪ドームに足を運んで、やっぱり米粒くらいのミックに感動したことを覚えている。

いったい何がいいたいのかというと、ストーンズには騙されまくったなぁという話ではなく、いや、実際騙されまくって来日する度に観に行っているんだけども、はじめて生ミックを観たときは16歳で、その頃は22年後、まさか自分が将来東京で暮らし、こんな原稿を書くことになろうとは、これっぽっちも想像していなかったなぁと『ザ・ベリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー』に入っている懐かしい曲を聴きながら思っている次第です。人生、何がどうなるのかわからんもんだと。さらに10年後は、どこで何をしているのやら。

えーと、今回、なんとなくぼんやりした内容になってしまいましたが、それは決してこの連載の「書籍化」へ向けたリライト作業に追われまくっていて、とりあえずミックとストーンズにまつわる思い出話でお茶を濁してみました、というわけではないのでくれぐれも。

今回紹介した1枚

『The Very Best Of Mick Jagger / ザ・ベリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー』 Mick Jagger / ミック・ジャガー
『The Very Best Of Mick Jagger / ザ・ベリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー』

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ソロとしても輝かしいキャリアを誇るミック・ジャガー、初のベスト・アルバムは、数々の大物ミュージシャンが名を連ねる豪華な一枚。「Lucky In Love」「Just Another Night」「Sweet Thing」「Let's Work」など4枚のソロアルバムからのヒット曲に加え、デヴィッド・ボウイとのデュエット「Dancing In The Street」、ボノとのコラボレーションによる「Joy」やレニー・クラヴィッツとの「God Gave Me Everything」も収録されている。また、ジョン・レノンがプロデュースした幻の未発表曲「Too Many Cooks」が収められている。
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穴澤 賢 (あなざわまさる)

プロフィール

穴澤 賢 (あなざわまさる)
1971年大阪生まれ。
ブログ「富士丸な日々」の作者。
高校生の頃からバンドに明け暮れ、28歳という微妙な年齢で上京するが、音楽の道から挫折するという経歴を持つ。現在は文筆業でかろうじて食いつないでいる。口癖は「ま、いいじゃん」。著書に『ひとりと一匹』(小学館)、『富士丸な日々~明日は天気か?』(小学館)、『富士丸 おでかけ日和』(日経BP社)などがある。

「富士丸な日々」 http://fujimaru.blog16.fc2.com/
「Another Days」 http://anazawa222.blog13.fc2.com/