2009年12月に行われた初の武道館公演を全曲収録。さらに、感動のウッドストック40周年記念ライヴ映像など、2009年Superflyドキュメントを収録した豪華2枚組。
『Dancing at Budokan!! (通常盤)』
http://www.wmg.jp/artist/superfly/WPBL000090137.html
『Dancing at Budokan!!
(Blu-ray)』
世間はワールドカップで沸いている。残念ながら日本代表は敗れてしまったが、あの夜は、恐らくかなりの人が手に汗握る試合を見守っていたに違いない。あれほど日本中が熱狂することもあまりないのではないかと思う。とかいいながら、どうせひねくれたお前はサッカーなんぞに興味はないんだろ、と思うなかれ。何を隠そう、中学の三年間、私はサッカー部に所属していたのだ。ポジションは右サイドバックだった。
卓越した技術と抜群のボールコントロールで守備から攻撃までマルチにこなし、全国選抜のメンバーにも選ばれた、などということは一切なく、実際はヤンキーの巣窟だったサッカー部で、パンチパーマをかけた先輩からの「おらぁ1年! お前らウサギ跳びグランド5周な」などという苦行に耐えかね、ほとんどサボるようになったのだった。今思えば中3でパンチパーマに無精ヒゲってどうなのよ、と思うが、かつての大阪の下町のサッカー部にはそうした中学生がたしかに存在したのだ。
そんな恐ろしい先輩たちが卒業してからも、たまーに部活に顔を出してはサッカーボールでキックベースボールをやって練習の邪魔をする程度だったので、サッカーは全然うまくない。でもサッカー部に所属していたということに嘘偽りはない。ルールもある程度わかる。オフサイドとかの意味もなんとなく知っている。かといって普段Jリーグなどを観ることはない。でも、ワールドカップになると観る。ようは、完全に「にわかサッカーファン」なのだ。しかし凄かったですねー。
凄かったですねー、ではない。これは音楽コラムだった。そう、今回紹介したいのは、そんなワールドカップのテーマソングを歌っていたSuperflyのライヴDVD『Dancing at Budokan!!』。なぜこれをオススメしたいのかというと、バックの演奏がカッコいいから。その中でも、特に八橋義幸さんというギタリストが素晴らしいのです。
この人はBONNIE PINKのバックもやっていて、あるときライヴではじめてそのギターを聴いて「おぉ、凄い」と思って以来ファンなんです。特にハデなプレイをするわけではないんだけど、ここぞというところでキラリと光るフレーズを弾くという感じ。個人的には好きなギタリスト日本部門で五本の指に入るほど(他には西川進さん、内田勘太郎さんなど)。八橋さんが弾いている(のはず)BONNIE PINKの「Water Me」という曲(『Thinking Out Loud』収録)の、もだえるようにうねりまくるギターソロを聴いたときは、あまりのカッコ良さに何度もそこだけリピートして聴いてしまいました。ギターキッズたちは、要チェックだよ。
そんなギターが気になって観たライヴ映像でしたが、やっぱりカッコ良かったです。あ、もちろん、Superflyの歌も曲も良かったですよ。楽曲が良くないと、いくらいい演奏していてもつまらないので。そんなわけで、皆さんもこのDVDを観る機会があれば、ギターに注目してみてください。ひょうひょうと弾いているように見えますが、実は凄いという。あくまで個人的な趣味なんですが。
そんで今さらなんですが、このDVDに肝心のワールドカップのテーマソングになった「タマシイレボリューション」は収録されていません。だったら前半部分はなんだったんだという話ですが、Superflyの声を聴いた後で日本代表の選手たちの試合を観ながら「この人たちは中学の頃、絶対パンチパーマとかじゃなかったんだろうなぁ」とぼんやり思ったのでした。
Superfly2009年12月に行われた初の武道館公演を全曲収録。さらに、感動のウッドストック40周年記念ライヴ映像など、2009年Superflyドキュメントを収録した豪華2枚組。
http://www.wmg.jp/artist/superfly/WPBL000090137.html
『Dancing at Budokan!!http://www.wmg.jp/artist/superfly/WPXL000090005.html

穴澤 賢 (あなざわまさる)
1971年大阪生まれ。
ブログ「富士丸な日々」の作者。
高校生の頃からバンドに明け暮れ、28歳という微妙な年齢で上京するが、音楽の道から挫折するという経歴を持つ。現在は文筆業でかろうじて食いつないでいる。口癖は「ま、いいじゃん」。著書に『ひとりと一匹』(小学館)、『富士丸な日々~明日は天気か?』(小学館)、『富士丸 おでかけ日和』(日経BP社)などがある。
「富士丸な日々」 http://fujimaru.blog16.fc2.com/
「Another Days」 http://anazawa222.blog13.fc2.com/










