JOHN MARTYN
WELL KEPT SECRET
ウェル・ケプト・シークレット
品番 : 2564-694845
前作『Glorious Fool』の好評を受け、再びエリック・クラプトンらのサポートを得て発表した1982年作。彼にとって唯一の全英TOP20作品。
前作に引き続きフィル・コリンズとエリック・クラプトンをゲストに迎えた本作はよりコマーシャルなサウンドを推進。当時円熟したエンターテイナーに変貌しつつあったクラプトン、またはクリス・レアあたりに通じるアダルトなロックは“ジョン・マーティン版AOR”ともいえる仕上がりでチャート・アクションも好調、彼にとって初、そしてキャリア唯一の全英TOP20アルバムとなった。
収録曲には「Back With A Vengeance」のように時流にのったダンス・サウンドに挑戦したものもあるが、「Could've Been Me」や「Never Let Me Go」といった曲では彼のリラックスしたボーカルが聴け、アルバムを通じ概ねジャジーかつブルージーな世界が 展開される。本作の評判は海外マーケットにまで及ぶことはなく、彼はイギリスの“Well Kept Secret(知る人ぞ知る存在)”のまま、その後過去の作品の再演を中心としたルーツ志向の活動に戻ってしまうが、移り変わりの激しい80年代初頭の音楽シーンでベテラン・アーティストたちが試みた新機軸の一つとして、本作は評価することができる。
本作の親しみやすいサウンドはマーティンの長いキャリアの中では異質で、好セールスに反しファンの間では見落とされがちなアルバムだが、80年代前半のメインストリーム・ロックやAORを好む音楽ファンには掘り出し物的な魅力が感じられる一作ではないかと思う。トラッド・マニアより、むしろ当時の洋楽一般に聴き親しんだ「R45」世代にお勧めしたい一枚。
収録内容
DISC 1 - Could've Been Me
- You Might Need a Man
- Hung Up
- Gun Money
- Never Let Me Go
- Love Up
- Changes Her Mind
- Hiss on the Tape
- Back with a Vengeance
- Livin' Alone
- Could've Been Me
- You Might Need a Man
- Hung Up
- Gun Money
- Never Let Me Go
- Love Up
- Changes Her Mind
- Hiss on the Tape
- Back with a Vengeance
- Livin' Alone
品番 : 2564-694846
ブリティッシュ・トラッド界のベテランが1981年にリリースしたワーナー移籍第1弾。プロデュースはフィル・コリンズが担当。