
生まれて初めて、外人のアーティストのライブを見たのがロッドでした。・・・テレビですが。
確か中学生のときに、テレビでロッドの日本公演の様子を放映しており、近所の兄ちゃんや自分の兄貴と一緒に見て「これがロッドだ!スーパースターだ!」と言ってたのを覚えております。
そのときのロッドのツアー・メンバーのベーシストが東洋人フィル・チェンで、無条件に「外人はスゴイ」と思っていた幼心にも、黄色人種でも頑張れば世界の一流と仕事ができる!と思い知った瞬間でした。
イギリスのロック創世期からキャリアをスタートし、様々なバンドから引く手数多のボーカリストとなり、ソロ活動後もヒット曲を多数輩出し続けるロッド。彼の奇跡の声ともいえるハスキーな歌声で歌うバラードやシャウトは、一度聴いたら頭から離れない、まさに超一流のシンガー。
ただプライベートでは、法外な慰謝料と養育費を払って若い金髪女性と結婚を繰り返したり、サッカー狂だったり・・・・と、マスコミ好みの派手な話題を振りまく事が多いゆえ、日本では「シンガー」というよりは「ハリウッド・セレブ」のように見られてしまい、おまけに13年も来日がなかったのでロッドの魅力を目の当たりにする機会もなく、日本でミュージシャンとして正当に評価されていないのはずっと残念だなぁと思っておりました。


そんなロッドも64歳。この来日のペースで行くと、走り回って元気で歌えるロッドを見れるのは今回が最後かも?と思い、意気込んで行って参りました、武道館1日目。
来てるお客さんを見ると、クラプトンとジェフ・ベックのライブと比べて女性客が多い!若くて30代。平均40代中盤。韓流のイベントか?と間違うようなご婦人もおられました。男性客はクラプトンのときより、垢抜けた人が多かったのが印象的です。
会場に入ると、真っ白いカーテンに囲まれた同じく真っ白なステージの真ん中に、「ザ・セルティック・フットボール・クラブ since 1888」と記されたエンブレムが描かれており、バスドラムのヘッドにも同じ模様が。何だかそれだけでワクワクしてきました。
19時開演からほんの数分遅れで落ちた照明に合わせ、「ゴッドファーザー」ならぬ「ロッドファーザー」という映画の予告編が始まり、それが終わるとロッド様登場!このコテコテの演出!
「どうも!ピンクのジャケットを着たロッド・スチュワートです!」とのMCで始まったショーのセットリストは以下の通り。
1. サム・ガイズ
2. イッツ・ア・ハートエイク
3. ジス・オールド・ハート・オブ・マイン
4. パーティを開こう
5. リズム・オブ・マイ・ハート Rhythm of My Heart
6. おまえにヒート・アップ(インファチュエーション)
7. ダウンタウン・トレイン
8. さびしき丘
9. 今夜きめよう
10. ピープル・ゲット・レディ
11. Preacher Man by Ruby Stewart (ロッドの21歳の愛娘さん)
12. Rescue Me by Ruby Stewart (ロッドの21歳の愛娘さん)
13. 雨を見たかい
(10分休憩)
14. スウィート・リトル・ロックン・ローラー
15. トゥイスティン・ザ・ナイト・アウェイ
16. 燃えろ青春
17. 胸につのる想い
18. ハヴ・アイ・トールド・ユー・レイトリー
- もう話したくない
20. Proud Mary (バックコーラスの女性がボーカル)
21. ホット・レッグス
22. マギー・メイ
23. アイム・セクシー
(アンコール) セイリング
いや、もう腹いっぱい!
ほとんど知ってる曲ばかりで、ロッドって本当にヒット曲が多いんだと今さらながら再認識。
ロッドは四六時中おどけたり、ステージ上の女性にちょっかい出したり、走り回ったり、少年のように楽しそうで、世界的な伝説のロック・シンガーでありながら、全く「ロックの歴史を背負ってる」とかいうような悲壮感も義務感も感じさせないパフォーマンスは非常に微笑ましい。「胸につのる想い」では、セルティックの旗を振りかざす人がいたり、「ホット・レッグス」では舞台袖から用意されるサッカー・ボールを次々に客席に向けて蹴り込む!というお約束のパフォーマンスもあったり、「セイリング」では大合唱。本当にあっという間の2時間はまるで遊園地にいるような楽しさでした。
ロック・シンガーとしてシーンに登場し、モータウンの伝説的なソウルシンガーに憧れ、アメリカン・スタンダードを歌い、次はカントリーの作品を出したいというロッド。誰に何と思われようが、歌いたい唄を歌い、やりたいことをやり、好きな女性と付き合う。過去の自分にも拘ることなく、その時の自分に正直に生き続ける彼が、いつまでも女性にモテる理由も何だかわかるような気がします。
今でも「インタビューの時間を長くしてほしい」と頼むと、関係者から「インタビュアーを美人にしろ」とアドバイスされる。たぶんエコとかロハスとか真剣に興味なさそう。プライベート・ジェットで来てるし。例えば自分がスーパースターだったとしても、スティングやボノみたいな政治的な活動やるより、派手な生活して好きなチームを応援して、カワイイ子とはみんな仲良くなるような人になりたい!大半の男はそのはずです!
彼は、スーパースターである人生をエンジョイしてますが、たぶん彼はスーパースターであってもなくても人生をエンジョイできる人なんだろう、と。本物のロッドを間近で見て、何かそんなことを思いました。だからみんなそんなロッドに惹かれるのかも知れません。
ライブ後の居酒屋で友人と、ロッド・スチュワートって日本人に例えると、誰なのか?を、延々談義しました。なかなか当てはまる人がいません。いや、実際いないのですが、無理にでも当てはめたらどうなるのか? を考えた結果、
まぁ「+α」の部分がデカイのですが・・・・。
願わくば、もうちょっとマメに日本に来て欲しいなぁと。
そうすれば、ロッドのライブの楽み方がわかって、もっと楽しめる人が増えるのに、と。
でも、アメリカのスタンダード集が3枚とも全米チャートを席巻したにもかかわらず、ほとんどが自分のヒット曲で埋め尽くされたセットリストで大満足。チケット代はべらぼうに高いけど、次に来るときも行くぞ!と、思ったライブでした。
★DATE:2009 3/11 wed. - 3/12 thu.
★SHOW TIME:7:00p.m.
★MEMBER:
Donald Kirkpatrick- Guitar ドナルド・カークパトリック
Paul Warren- Guitar ポール・ウォーレン
Conrad Korsh- Bass コンラッド・コーシュ
David Palmer- Drums デイヴィッド・パーマー
Charles Kentis- Keyboards チャールズ・ケンティス
Pamela Olivia- Backing Vocals パメラ・オリヴィア
Di Reed- Backing Vocals ディ・リード
Natasha Pearce- Backing Vocals ナターシャ・ピース
Katja Rieckemann-Saxphone カジャ・リークマン
J'Anna Jacoby- Mandolin/Fiddle ジャンヌ・ジャコビー
and a percussion player...
SHM-CD紙ジャケット・コレクション①
ワーナーブラザーズ移籍第1弾にして、スターへの扉を開けた決定的作品。 大ヒット・ナンバー「セイリング」、「もう話したくない」収録。 敏腕プロデューサー、トム・ダウドとロッドの出会いが生んだ名作。
(全米アルバム・チャート9位) <1975年作品>
SHM-CD紙ジャケット・コレクション②
大ヒット曲「今夜きめよう」、「さびしき丘」などを収録したWB第2弾作品 多彩な豪華ゲストも参加した、大ヒットアルバム。
(全米アルバム・チャート2位) <1976年作品>
SHM-CD紙ジャケット・コレクション③
初のソロ・ライヴ・アルバムは、ロッドのヒット曲を満載した豪華アルバム! 熱狂と興奮をそのまま再現した、まさにベスト・アルバム的な作品!
(全米アルバム・チャート46位) <1982年作品>
SHM-CD紙ジャケット・コレクション④
全世界ベストセラーとなった、大ヒットアルバム!
全米No.1に4週間輝いた「アイム・セクシー」収録!
(全米アルバム・チャート1位) <1978年作品>
SHM-CD紙ジャケット・コレクション⑤
ロックンロール色をより強調した会心のアルバム!
大ヒット曲「パッション」、「今宵焦がれて」収録。
(全米アルバム・チャート12位) <1980年作品>
SHM-CD紙ジャケット・コレクション⑥
大ヒット曲「燃えろ青春」「トゥナイト・アイム・ユアーズ」収録! ロッド自身がプロデュースをおこなった大ヒット・アルバム!
(全米アルバム・チャート11位) <1981年作品>
SHM-CD紙ジャケット・コレクション⑦
大ヒット曲「燃えろ青春」「トゥナイト・アイム・ユアーズ」収録! ロッド自身がプロデュースをおこなった大ヒット・アルバム!
(全米アルバム・チャート11位) <1981年作品>











