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a-haラスト来日記念! 初代担当ディレクター、S氏によるスペシャル座談会
「大人のロック」(2010年秋号)

「大人のロック!」(日経BP社)は1960~1980年代洋楽ファンに向けた季刊の音楽専門誌。
9月1日(水)発売の「大人のロック[秋]号 Vol.24」には、a-haが日本のファンに向けたラストメッセージとなるロングインタビューを掲載。そのほか特集「検証/ジョン・レノン神話」「ボン・ジョヴィ来日」、インタビュー「デイヴィッド・フォスター」ほか
ザ・ビートルズ、クイーン、ローリング・ストーンズ、エリック・クラプトン、エルトン・ジョンら洋楽スターの記事が満載。全国の書店で発売中です。

2010年いっぱいで、その4半世紀にも及ぶ活動に終止符を打つ、ノルウェーが世界に誇る3人組a-ha。「サマーソニック2010」(日本最終公演)への出演のため来日した彼らを都内の宿泊先でキャッチ! 彼らのデビュー当時の担当ディレクター、S氏とメンバー3人によるスペシャル座談会を敢行。その全貌は「大人のロック」(2010年秋号)にてチェックしていただくとして、今回ワーナーミュージック・ライフでは、アウトテイク&こぼれ話を掲載! a-haの知られざる一面に迫ります。

初代担当ディレクターS:86年の初来日のときは、大変だったよね。朝から晩までインタビューの嵐。どのインタビューでも「ノルウェーのミュージック・シーンってどんなふう?」みたいな、おんなじ質問ばかりだから、「めんどくさいから答えを壁に貼っておこう」なんて言ったよね(笑)。

ポール・ワークター(g):いわゆる"プロモ(日本語風アクセントで)"ってヤツね(笑)。もちろん、デビュー当時の僕らにとってはとっても重要な仕事だったんだけど、あれはほんとクレイジーだった(笑)

S:当時のインタビューで、面白かったエピソードとかって何か覚えてる?

モートン・ハルケット(vo):記者が赤坂プリンスホテルのプールまで追っかけてきたときだったかな。僕に「モルトンさん(日本人っぽいイントネーションで)、あなたは女性(ウイメン)は好きですか?」って質問されたんだ。でも、そのときは状況が状況だからスイミングのことかな?と思ったんだ。で、「ああ、もちろん僕は泳ぐのは好きだよ!」ってね。

S:「ロスト・イン・トランスレーション」だ(笑)。日本のファンは、遠い遠いノルウェー出身でイギリス在住のスターであるキミ達が、いったいどんな人間なのか興味津々だったからね。だから、ヘンな質問が多かったのかもね。ちなみに、当時の日本の印象はどうだった?

マグネ・フルホルメン:86年、日本に来たとき、制服の女の子たちが街に溢れていたのが驚きだったね。面白くって写真をいっぱい撮ったんだ。当時、日本のことはよく知らなかったけど、文化とか考え方、習慣が、ノルウェーやイギリスとはまったく違っていると感じたね。その後、日本に何度も来ることができて、独自の文化に深い興味をもったね。今や僕の息子たちもそうだよ。ひとつひとつが何もかも違っていて、とてもスウィートな経験だったよ。茶室の入り口が狭くてぶつかったこととかね。音楽を通じて、異なった文化を持つ日本人たちに出会えたのは、素晴らしいことだった。アレ、どういう質問だったのかわからなくなっちゃった(笑)。とにかく今、僕が東京の街を歩いているときの気分と、初来日の頃の知識もまったくなく来たときの感情とはまったく違っているんだ。

S: a-haの音楽って何かと誤解されてる部分があるよね。当時は「テイク・オン・ミー」の連中なんて言われたけど、僕はミュージシャンとして3人を本当にリスペクトしているんだ。レノン=マッカートニーのようなヴォーカル、ハーモニーを持っていて、ずば抜けたオリジナリティもあるし、他のバンドとはまったく違っていたと思う。

マグネ:そう言ってくれて、ほんと嬉しいよ。同じようなことが、日本のファンからの手紙にも書かれているんだ。僕たちのファンは、音楽に強いセンチメンタリズムと、深い思い入れを持ってくれているんだ。25年前の記憶は、まさに青春の思い出でもあるんだろう。若い頃に聴いたものって、誰にとっても忘れられないスペシャルな記憶だよね。もしa-haの音楽がそうだったんだというのなら、本当に嬉しいことだね。僕らと日本のオーディエンスの間には、お互いへの確固たるリスペクトがある。ちゃんと音楽を聴いてくれてるんだ。

S:今でも、僕は、キミたちの音楽を心の底から誇りに思っているよ。

マグネ:ポップアイドルとか何だろうが別にいいんだけれど、僕たちのナンバーは、力強くて感情的なんだ。僕ら自身が聴いてきた、60年代、70年代、80年代のイギリスやアメリカの音楽みたいにね。だから、誇りに思ってるよ。

S:そういえば、今でも印象深いんだけど、ファンを連れて、はるばるオスロに行ったことがあったよね。キミ達のホームタウンへ、確かコンテストのウィナーたちと。

モートン:どれくらいの間だっけ?

ポール:ツアーの最後だったね。じゃあ、1週間くらいいたのかな?

S:いや、2~3日だったはず。ホールデンパークだっけ?そこがとにかく良かった。

ポール:彫刻がある公園だよね。

S:あそこは、僕がこれまでの人生で訪れた中で一番静かな場所だった。ファンは、キミ達のご両親の家を訪ねたりしたよね。

マグネ:そういえば、ノルウェーの新聞にも載ったんだよ。懐かしいね。


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