
今回、先行してアナタだけ来日した理由は何ですか?
日本(特に東京)には昔から興味があり、住んでみたいと思っていましたが、
スケジュールの都合が付かずになかなか実現することができませんでした。
今回、妻とスケジュールを見ていたら1ヶ月くらい時間に余裕が出来そうだったので、
思い切って日本に滞在してみる事にしました。
滞在中は、もちろん仕事もありますが、直島(香川県)へ行こうと思っていて、そこで有名な建築家による建築物を見たり、日本食を楽しんだりと日本の文化に触れながら日本語の勉強もしたいと思っています。
足の骨折はその後いかがでしょうか?また、音楽活動に支障はありますか?
ご心配ありがとうございます。足はすっかり良くなりました。
音楽活動にはまったく支障はありません。
演奏することに関しては怪我をしていてもできますが、ツアーに出るとなると大変でした。
もうすっかり回復してますので、問題ありません。
紆余曲折ありがらも、40年以上音楽活動を続けてこられた理由は何でしょうか?
最大の理由は楽しみたいという気持ちを常に持ち続けてこられたからだと思っています。
今回紙ジャケット作品が17作品発売されましたが、ジャケットデザインで気に入っている物はどれですか?
まず、「シカゴI(シカゴの軌跡)」はまさにシカゴという感じがします。
実際に彫られた物がジャケットになっているのが気に入っています。
そういう意味では「シカゴII(シカゴと23の誓い)」のスチール、「シカゴIII」の布、「シカゴV」は木に、「シカゴVII(市俄古への長い道)」はレザーです。
実際に存在する素材にロゴを彫ったり装飾をしてジャケットにしたものは気に入っています。
「シカゴⅩ(カリブの旋風)」はチョコレートのジャケットでグラミー賞を獲得した思い出深い作品です。
このときはシカゴのロゴが入った大きな実際のチョコレートをいただきました。ちなみにチョコレートを食べきるまでに1年かかってしまいました。(笑)
「シカゴ17」、「シカゴ18」もロゴを作って実際に装飾して作ったジャケットです。
ホット・ストリートはあまり好きなジャケットではありません。
「シカゴ21」も特に気に入っている作品です。ロゴが下地に薄く映っていてあまり全面に出ていない、21枚目のアルバムでもがんばっているという意気込みと、今までとは少し違いどんどん進化していくシカゴをうまく表現できたジャケットだと思っています。
どの作品のジャケットが一番のお気に入りでしょうか?
ひとつにするのは難しいのですが・・・特に1stアルバムとグラミー賞を受賞した10thアルバムの2つは特に気に入っています。
では、音楽的な面で思い入れの深いアルバムはどれでしょうか?また、その理由は?
「シカゴV」と「シカゴVII(市俄古への長い道)」ですね。「シカゴVII(市俄古への長い道)」はジャズっぽい雰囲気が気に入っています。「シカゴV」はあらゆる面でロバート・ラムのアルバムだといえます。このアルバムでは多くの曲を私が書いた曲で、シカゴとしてビッグバンドのジャズの様な音楽性に向かおうと意識が強かったのでとても思い入れのあるアルバムです。
シカゴとしての新作のご予定はございますか?
シカゴとして演奏するのではないのですが、過去のシカゴのヒット曲をニューヨークやハバナで活躍しているバンドがラテン/サルサ風にアレンジして演奏した楽曲に、私とルーパ・ティーニとジェイソン・シェフの3人が歌を歌うアルバムを制作するプロジェクトの話が進んでいます。英語だけではなくスペイン語でも歌う予定ですので非常に楽しめるアルバムになる予定です。 ちなみに私は日本語と同じようにスペイン語も話せないのでこれから勉強するつもりです。(笑)
このプロジェクトの楽曲のアレンジは出来上がっているので来年の早いうちにレコーディングしようと思っています。
新作に関してのそのほかのご予定はいかがですか?
常に新曲は書いていて、たまにスタジオに入ってレコーディングもするのですが、今のところはツアーを最優先に考えています。ファンの皆さんの前に出て、ファンの皆さんの為に演奏する事が最優先です。
一度は延期となってしまい、2月に再度調整しての来日公演への意気込みをお聞かせ下さい。
日本のファンの皆さんは本当にシカゴの曲をよく知っていて、素晴らしいファンの皆さんなので、今回も日本でライブをすることを非常に楽しみにしております。
シカゴにとってライブとはなんですか?
今のシカゴにとってライブはメインの活動です。もちろんやってほしいと依頼を受ける事もありますが、もうひとつの理由として最近の音楽ビジネスの変化もあります。
ライブは中堅やベテランのバンドでもやっていますが、なかなかうまくいっていないという現状があります。
若いころはクラブで演奏をしてライブをしますが、その次の段階になるとライブをやり続ける事が難しくなっています。例えば、ホイットニー・ヒューストンやデイヴ・マシューズやブルース・スプリングティーンなどのレベルまでいってしまえば問題なくライブもできますし、会場を埋め尽くすほどお客さんも入りますが、そこまでいかないバンドにとっては非常に厳しい時期になっています。
ですので、シカゴはたくさんライブをして、お客さんの前で演奏して、楽しんでいただければと思い、できる限りはライブを続けていきたいと思っております。
ロバート自身にとってライブとは何ですか?
自分自身にとってもライブはとてもエキサイティングな物で、ライブをする度に自分がレコーディングした楽曲に新たに命を与えているような感覚もありますし、レコーディングしたもの実際にライブで再現するということは、イチ音楽ファンとしてCDを聴く気持ちもわかりますが、CDも聴くよりもはるかにエキサイティングできる物だと思っています。
日本のファンの皆さんにメッセージを一言お願いできますか?
シカゴのロバート・ラムです。
本当に今回2月に、日本でライブが出来ることを楽しみにしています。
今回のライブに関しては、中身が濃く長いライブになりますし、今まであまりライブでは演奏したことのない曲もやるつもりですので楽しみにしていてください。
★シカゴI(シカゴの軌跡)~シカゴXI
http://wmg.jp/wmlife/kami/chicago/
★ホット・ストリート~シカゴ21
http://wmg.jp/wmlife/kami/chicago/02.html
シカゴ来日&紙ジャケットCD発売記念 制作担当者インタビュー
「Chicago XI」の歳に生まれた、シカゴ担当ワーナーF氏の素晴らしすぎて「短い夜」だった、シカゴ・ライブ・レポート!
シカゴ来日記念特設ページ
http://chicagojapantour.com/index.php
◆東京公演
2010年2月19日(金)開場18:00/開演19:00
2010年2月20日(土)開場14:00/開演15:00
会場:東京国際フォーラム・ホールA
◆ 神戸公演
2010年2月21日(日)開場15:15/開演16:00
会場:神戸国際会館 こくさいホール