
あの人、この人。人には歴史があり、歴史は誕生日から始まるのだ。
今まで、レコードでCDで聴いたアーティストたちの誕生日なんて、あまり意識したこともない、
という方は多いと思われます。
そこで、今月誕生日を迎えるアーティストをピックアップして、勝手にお誕生日をお祝いしたいと思います。
星座占いで同じ星座の人同士を比較して、「この人とこの人が同じ性格かい?」と突っ込むのも良し、
自分と同じ誕生日を探すのも良し。
またはアーティスト同士の年上・年下の上下関係を見るもよし。
ワーナーで作品をリリースした人の中から、何人かが選ばれました。さぁ、みんなでお祝いしましょう。
(text by 口笛太郎)
日本では学校は新学期スタート、会社でも3月末決算の年度明けで厳しかった交際費が新たに使えるようになる・・・という重要な4月。お誕生日も数は少ないものの重要アーティストが並んでおります。
重要と言えば、日本歌謡史で重要なお方、かつて「歩く不動産王」と言われた千昌夫さんが、スティーブ・ハウと同じ日に生まれております。
名実ともに絶頂期を迎えたスティーブ・ハウを介するイエスが、名盤『危機』をリリースしたのが1972年。千昌夫さんはこの年にジョン・シェパードさんと結婚し、不動産業を営む会社を設立したのでした。思えば、彼の「危機」もここから始まった、と言えなくもありません。
『危機』のA面の曲目「着実な変革」「全体保持」「盛衰」「人の四季」・・・・千昌夫さんの人生に繋がるようなタイトルですね。
サザンの桑田氏が敬愛するバンドで、彼が実はスライド・ギターが上手いのもローウェル・ジョージの影響・・・という話を中学生くらいのときに聞いた私が、レコード屋に行って初めて手にしたのがこの名盤。「カッコよさ」よりも「キッチュさ」を全面に出した何が何だかわからない不思議なジャケットは、当時「子供がこれを聴いてもいいのだろうか?」という、こっそり成人映画を見るのに似たドキドキ感がありました。で、聴いてみたら、これまた土臭くてグルーヴィーで楽しくて、あぁオトナはこんな音楽聴いて楽しんでるのか・・・と思ったのですが、その後周りをよく見たら普通のオトナはジャーニーやらEW&F聴いてる人ばかりで、リトル・フィート聴いてるようなオトナを見つけてもちょっと変わってる人が多く、子供心に「変わったレコード聴く人は変わった人なんだ・・・」と気付いたのでした(涙)。