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01 ソカロ ![]()
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02 フリーダズ・フリーダム ![]()
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03 僕とロージーとみんな ![]()
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04 トゥルー・ラブ ![]()
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05 故郷の人々 ![]()
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06 ダイアリー ![]()
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07 タイム・パッシズ・オン ![]()
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08 リトル・クライムズ ![]()
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09 オールウェイズ・フォー・ユー ![]()
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10 ユア・デイズ ![]()
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11 トラスト・ミー ![]()
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12* トゥルー・ラブ(ギター・インストゥルメンタル・バージョン) ![]()
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13* タイム・パッシズ・オン(オリジナル・カラオケ) ![]()
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* : Bonus Track
CD-EXTRA
タイム・パッシズ・オン(レコーディング・セッション)
現在最高に売れているギタリスト佐橋佳幸のファースト・アルバムが完全復刻リリース。
佐橋本人に加え、今作品のエクゼクティヴ・プロデューサーであった山下達郎両氏の全面的協力の下デジタル・リマスタリングそして佐橋+山下の対談をブックレットに収録(オリジナル発売時はなし)。当時収録されなかったアウトテイクス、未収録であった楽曲をボーナス・トラックとして収録。加えて来日したジョン・ホールとのレコーディング・セッションをとらえた歴史的映像をエクストラで収録。
エクゼクティヴ・プロデューサーに山下達郎をすえ、佐橋本人がもっとも影響を受けたアメリカン・ミュージックをオマージュした記念すべきファースト・アルバム。多くの楽曲をジョン・ホール(オーリアンズ)、ビル・ペイン(リトル・フィート)、ヴァレリー・カーター、ラス・カンケル、リー・スカラー、クレイグ・ダージといったウェスト・コースト・ロックの名うてのミュージシャンとレコーディング。佐橋のギタリストとしての表現力に加えヴォーカリスト、サウンド・メイカーとして異能を示した歴史的名盤。オリジナル・アルバムは94年4月に発売された。

数多くのビッグ・ヒットを手掛けた名プロデューサー/アレンジャー/作曲家にして、日本屈指の実力を誇る凄腕セッション・ギタリスト。日本のポップ・ミュージック・シーン影の立役者とてしてその名を轟かす音楽家、佐橋佳幸。1994年にリリースされた佐橋氏の1stソロ・アルバム『TRUST ME』の完全復刻盤『TRUST ME~Deluxe Edition~』の発売を記念し、一夜限りのトーク&ミニ・ライヴが8月5日TOKYO FM HALLにて行なわれた。

会場には、佐橋佳幸名義ではキャリア初となるワンマン・ライヴを心の底から楽しみにしてきた生粋の音楽ファンが集結(佐橋氏とのコラボレートで知られる大物ミュージシャンの姿もチラホラ!)。そんなオーディエンスの並々ならぬ期待の中、ショウはスタート。1994年の山下達郎「Sings Sugar Babe」内で披露された、『TRUST ME』収録のインスト・ナンバー「ソカロ」のレア・ライヴ映像が流れる中、佐橋氏がさっそうと登場。若かりし頃の自分にツッコミを入れたりと、リラックス・ムードの中、音楽評論家の天辰保文氏を招いてのトーク・ショウが始まる。テーマはもちろん『TRUST ME』制作秘話。で、これがかなり興味深い内容。まず、グッと来たのは、同作のエグゼクティヴ・プロデューサーを務めた山下達郎御大との制作における一連のやりとり。サプライズあり、笑いあり、いい話あり…と名盤誕生にまつわるエピソードの数々がことごとく面白い。佐橋氏から語られる“達郎氏の意外な一面”的ウラ話もマニアにはたまらなかったハズ(オーリアンズのジョン・ホールと佐橋氏のセッション風景をなぜか達郎氏自らがハンディカムで録画した話とか。この映像はCD-EXTRAとして収録)。そして当然、バックを固めた名うてのミュージシャンたちとのレコーディング話も。ジェイムス・テイラー作品でお馴染みのラス・カンケルやリー・スクラー、リトル・フィートのビル・ペイン、ヴァレリー・カーターといった超一流どころのミュージシャンと、アポなし直撃にもかかわらずレコーディングを実現させてしまうくだりは、とんでもなくスリリング(同アルバムのライナー・ノーツにもそのあたりのエピソードが山下達郎氏との対談形式で記載されている)。また、いくぶんマニアックなトークにもかかわらず、場内は常に笑いに包まれていたのが印象的であった。

第2部は、お待ちかねのライヴ・パフォーマンス。アコースティック仕様のアクトを想像していたのだが、嬉しいことにアルバムの音世界をそのまま再現したフル・バンド編成でのステージが展開された。ナマで聴く『TRUST ME』の名曲の数々にファンはうっとり。完成されたバンド・アンサンブル、緩急自在の天賦のギターワークもさることながら、佐橋佳幸のヴォーカルもカッコいい。同じギタリストという括りで言うなれば、ジョージ・ハリスンを思わせる味わいか(ポップなのにコクがある感じとか)。そして圧巻は、13人もの名うてのミュージシャンがバックを固めたキラー・チューン2曲。佐橋のライフ・ワークとも言えるギター・デュオ「山弦」でもおなじみの鎌田清(ドラムス)、有賀啓雄(ベース)、大石真理恵(パーカッション)、齋藤有太(キーボード、)、元ボガンボス・佐橋とは十余年にわたり佐野元春&HKBのメンバーとしても活動を共にしているDr.KYON(キーボード)、佐橋のアシスタントとして働き近年ギタリストとして引っ張りだこの古澤衛&新井健(ギター)、セッションマン&ホーン・アレンジャーとしてはもちろん自身のグループ「ソリッド・ブラス」のリーダーとしても有名な村田陽一(トロンボーン)率いるホーン・セクション(小池修・サックス/菅坡雅彦・トランペット)、そしてコーラスのアマゾンズ(斉藤久美/大滝裕子/吉川智子)。この超豪華な布陣で演奏されたのが「僕とロージーとみんな」(ちなみに、このタイトル、ポール・サイモンの「僕とフリオと校庭で」を意識したのだとか)と「フリーダズ・フリーダム」。総勢14人ものトップ・ミュージシャンによる、ダイナミックでパーフェクトな演奏に、オーディエンスは深く酔いしれた模様。たった一回のライヴにもかかわらず、この完成度の高さ! 佐橋佳幸というアーティストの、音楽への徹底的なコダワリやら愛情の深さをまざまざと見せ付けられた一夜だった。

なお同ライヴの模様は、8月20日の深夜TFMでオンエアされる。
レポート : 高間 淳
Photos : 菊地英二