豆知識
★ ルビーの腕にさよなら


豆知識 バックナンバー

★ルビーの腕にさよなら
★紙ジャケの帯から見るトム・ウェイツの歴史
★もうひとつの“土曜日の夜”
★土曜日の夜の幽霊たち
★紙ジャケットCDの深き森 ~オモテとウラ~
★恋人からのメッセージ
★30歳目前での決意
★L.A.での恋人
★トム・ウェイツの憧れ
★『スモール・チェンジ』収録の早口ソングの歌詞は…
★アサイラム時代(1973~1980)のプロデューサー
★みんなで名曲カヴァー
★酔いどれ詩人のお気に入り
★酔いどれ詩人と車の関係
★HAPPY BIRTHDAY TOM WAITS !
★シンプルにして雰囲気豊かな名曲「思い出に乾杯」
★名曲「ジャージー・ガール(Jersey Girl)」を大合唱!
★美女と野獣?
★初期のアルバムタイトル
★転機となったアルバム『スモール・チェンジ』
★出世作「オール’55(OL' '55)」

トム・ウェイツ、アサイラム時代の作品の中でも特異のアルバム『ハートアタック・アンド・ヴァイン』(1980年)。

『ハート・アタック・アンド・ヴァイン

以前、このコーナーで「ジャージー・ガール」に含まれたトム・ウェイツのメッセージについて触れましたが、もうひとつの「ジャージー・ガール」とは真逆のメッセージが込め意味が込められた曲が『ハートアタック・アンド・ヴァイン』に収録されていることをご存知でしょうか?

その曲はアルバムの最後を飾る「ルビーズ・アームズ」。

この曲は、トム・ウェイツが自身の過去の経験を基に書かれた曲ですが、トム・ウェイツとゆかりの深いある人物に対してのメッセージソングとも言われています。

さて、「ルビーズ・アームズ」とは誰に捧げたメッセージソングなのでしょうか?

ヒント:「ルビーズ・アームズ」は別れを告げる曲です。

リッキー・リー・ジョーンズ

A:リッキー・リー・ジョーンズ

79年まで交際していたリッキー・リー・ジョーンズとの最後の別れの曲として歌われたといわれているメッセージソングです。

別れを決めた男が、二人で過ごした部屋に恋人と想い出を残して去っていく歌です。
朝日が昇り始めたばかりのまだ暗い明け方に、まだ眠っている彼女にさよならを告げて部屋を出る。

アルバムリリースと同年に結婚した妻キャスリーンと過ごす幸せを歌った「ジャージー・ガール」とは真逆に、恋人と過ごした時間に別れを告げた「ルビーズ・アームズ」。

辛い別れの中でも相手の幸せを願うスタイルがなんともトム・ウェイツらしいですね。