豆知識
★紙ジャケの帯から見るトム・ウェイツの歴史


豆知識 バックナンバー

★ルビーの腕にさよなら
★紙ジャケの帯から見るトム・ウェイツの歴史
★もうひとつの“土曜日の夜”
★土曜日の夜の幽霊たち
★紙ジャケットCDの深き森 ~オモテとウラ~
★恋人からのメッセージ
★30歳目前での決意
★L.A.での恋人
★トム・ウェイツの憧れ
★『スモール・チェンジ』収録の早口ソングの歌詞は…
★アサイラム時代(1973~1980)のプロデューサー
★みんなで名曲カヴァー
★酔いどれ詩人のお気に入り
★酔いどれ詩人と車の関係
★HAPPY BIRTHDAY TOM WAITS !
★シンプルにして雰囲気豊かな名曲「思い出に乾杯」
★名曲「ジャージー・ガール(Jersey Girl)」を大合唱!
★美女と野獣?
★初期のアルバムタイトル
★転機となったアルバム『スモール・チェンジ』
★出世作「オール’55(OL' '55)」

遂に発売となったトム・ウェイツ アサイラム・イヤーズ紙ジャケットコレクション。

紙ジャケの魅力のひとつとして、ワーナーミュージック(当時:ワーナー・パイオニア社)からの
国内盤LPの発売時の帯を再現しましたが、今回はこの帯に注目した豆知識をお届け致します。

トム・ウェイツ紙ジャケットCD7タイトルを並べると
同じようなデザインの帯が4枚あることにお気づきでしょうか?

クロージング・タイム 土曜日の夜 娼婦たちの晩餐~ライヴ スモール・チェンジ 異国の出来事 ブルー・ヴァレンタイン ハートアタック・アンド・ヴァイン

『クロージング・タイム』、
『土曜日の夜』、
『娼婦達の晩餐~ライヴ』、
『スモール・チェンジ』
の初期4作品の帯が同じシリーズのデザインとなっています。

さて、ここで問題です。

これらの作品の帯が類似したデザインとなっている理由は
次のうちどれでしょうか?

A.同時期にまとめて国内盤発売を発売したため。
B.当時アサイラムレーベルから規制があった為。
C.リリース当時の技術ではこのパターンしか印刷できなかった為

A.同時期にまとめて国内盤発売を発売したため。

トム・ウェイツは1977年の1月に最初の来日公演を行ないましたが
その来日前(1976年11月25日)に、『スモール・チェンジ』の
国内盤LPが"来日記念盤"として、またそれまでのアルバム3作品も
同時期(1976年10月25日)にそれぞれ国内盤が発売されました。

トム・ウェイツの作品は、国内発売メーカーの権利移行等のために
一時期国内盤がリリースされない時期がありましたが、ようやく
この来日のタイミングで全作品(当時の4作品)が国内盤としてめでたく揃うに至りました。
今回の紙ジャケットCDではその当時の帯を再現しています。

ちなみに、その来日記念盤となった『スモール・チェンジ』の
1曲目が名曲「トム・トラバーツ・ブルース」です。
この名曲の当時のカナ表記は「トム・トルバーツ・ブルース」でしたが、
紙ジャケットCDの帯ではその表記も再現しています。

またその他のキャッチコピー等に関しても、
当時からのリスナーには懐かしく、また
当時を知らないリスナーには新鮮な帯の表記、
ぜひこの紙ジャケットで楽しんでくださいね。

なお、当時の来日公演は次の日程で行われました。
<1977年1月> 8日&9日 東京
11日 札幌
12日 仙台
14日 名古屋
15日 大阪
16日 京都
17日 福岡
18日 岡山
20日 金沢
21日 横浜
22日 東京

しばらく来日公演が実現していないトム・ウェイツですが、
当時はたくさんの都市を回ってくれたことが分かりますね。

次回の豆知識もお楽しみに。