Elgar & Walton: Cello Concertos / エルガー、ウォルトン:チェロ協奏曲集(日本語解説書付)【輸入盤】
Elgar & Walton: Cello Concertos / エルガー、ウォルトン:チェロ協奏曲集(日本語解説書付)【輸入盤】
2024.10.11 発売/2173.226483
ゴーティエ・カピュソン&パッパーノによる、
熱き濃厚な演奏による、英国を代表するチェロ協奏曲集
熱き濃厚な演奏による、英国を代表するチェロ協奏曲集
ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き
日本語解説書には、オリジナル・ブックレットの日本語訳、
鈴木淳史氏による新規書下ろし解説を掲載予定。
【収録曲】
エドワード・エルガー (1857-1934)
チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
1- I. Adagio. Moderato
2- II. Lento. Allegro molto
3- III. Adagio
4- IV. Allegro. Moderato - Allegro, ma non troppo - Poco più lento – Adagio
ウィリアム・ウォルトン (1902-1983)
チェロ協奏曲
5- I. Moderato
6- II. Allegro appassionato
7- III. Tema ed improvvisazioni (Theme and improvisations)
【演奏】
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
ロンドン交響楽団
アントニオ・パッパーノ(指揮)
【録音】
2023年9月27, 28, 30日、ロンドン、LSOセント・ルークス
エルガーは1934年に76歳でなくなったが、作曲家としては1920年に事実上筆を折ってしまいました。この「チェロ協奏曲」はその前年、1919年の作品で、こんにち演奏されるエルガーの作品としてはもっとも晩年のもの。当時エルガー夫人のアリス(作曲家よりも8歳年上であったという)は病気療養中。翌年、彼女の死によってエルガーは創作意欲を急速に失ったのでした。このチェロ協奏曲はエルガーの最高傑作となったばかりか世界中のチェリストにとって無くてはならない作品となっています。
ウィリアム・ウォルトンはイングランドの北東部ランカシャー地方オールタムの生まれで、1983年3月まで存命でした。ただ生前の評価は英国に限定され、特に日本などでは、ごく稀に言及される程度でした。ウォルトンの作品で従来からもっともよく聴かれているのは、1928年から翌1929年にかけての「ヴィオラ協奏曲」と、1935年完成の「交響曲第1番」ですが、この「チェロ協奏曲」は1956年の作で第2次大戦後のウォルトンの曲としては、交響曲第2番(1959)とともに、今日採り上げられる数少ない曲のひとつです。
今回ゴーティエ・カピュソンがこの英国の2つの名チェロ協奏曲を演奏しています。エルガーの2つの協奏曲はロンドン交響楽団で当時初演されていましたが、2020年にゴーティエの兄であるルノー・カピュソンが「エルガー:ヴァイオリン協奏曲」を、ロンドン交響楽団前音楽監督サイモン・ラトル指揮で録音を行っています。今回は新首席指揮者であるアントニオ・パッパーノとの録音となります。ゴーティエは、エルガーの曲をエルガーが戦争の惨禍を悼んで書いた悲しい旋律として、瞑想的で嵐のようなエピソード、暗さの中にある力強さを表現。ウォルトンについては、技巧的な大きなカデンツァによる濃厚なムード曲のひとつとして演奏しています。ゴーティエ・カピュソンは表現力豊かな音楽性、溢れる技巧、そして1701年製マッテオ・ゴフリラーのチェロの深い響きで、この曲を深い情熱にあふれた音楽に仕上げています。
日本語解説書には、オリジナル・ブックレットの日本語訳、
鈴木淳史氏による新規書下ろし解説を掲載予定。
【収録曲】
エドワード・エルガー (1857-1934)
チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
1- I. Adagio. Moderato
2- II. Lento. Allegro molto
3- III. Adagio
4- IV. Allegro. Moderato - Allegro, ma non troppo - Poco più lento – Adagio
ウィリアム・ウォルトン (1902-1983)
チェロ協奏曲
5- I. Moderato
6- II. Allegro appassionato
7- III. Tema ed improvvisazioni (Theme and improvisations)
【演奏】
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
ロンドン交響楽団
アントニオ・パッパーノ(指揮)
【録音】
2023年9月27, 28, 30日、ロンドン、LSOセント・ルークス
エルガーは1934年に76歳でなくなったが、作曲家としては1920年に事実上筆を折ってしまいました。この「チェロ協奏曲」はその前年、1919年の作品で、こんにち演奏されるエルガーの作品としてはもっとも晩年のもの。当時エルガー夫人のアリス(作曲家よりも8歳年上であったという)は病気療養中。翌年、彼女の死によってエルガーは創作意欲を急速に失ったのでした。このチェロ協奏曲はエルガーの最高傑作となったばかりか世界中のチェリストにとって無くてはならない作品となっています。
ウィリアム・ウォルトンはイングランドの北東部ランカシャー地方オールタムの生まれで、1983年3月まで存命でした。ただ生前の評価は英国に限定され、特に日本などでは、ごく稀に言及される程度でした。ウォルトンの作品で従来からもっともよく聴かれているのは、1928年から翌1929年にかけての「ヴィオラ協奏曲」と、1935年完成の「交響曲第1番」ですが、この「チェロ協奏曲」は1956年の作で第2次大戦後のウォルトンの曲としては、交響曲第2番(1959)とともに、今日採り上げられる数少ない曲のひとつです。
今回ゴーティエ・カピュソンがこの英国の2つの名チェロ協奏曲を演奏しています。エルガーの2つの協奏曲はロンドン交響楽団で当時初演されていましたが、2020年にゴーティエの兄であるルノー・カピュソンが「エルガー:ヴァイオリン協奏曲」を、ロンドン交響楽団前音楽監督サイモン・ラトル指揮で録音を行っています。今回は新首席指揮者であるアントニオ・パッパーノとの録音となります。ゴーティエは、エルガーの曲をエルガーが戦争の惨禍を悼んで書いた悲しい旋律として、瞑想的で嵐のようなエピソード、暗さの中にある力強さを表現。ウォルトンについては、技巧的な大きなカデンツァによる濃厚なムード曲のひとつとして演奏しています。ゴーティエ・カピュソンは表現力豊かな音楽性、溢れる技巧、そして1701年製マッテオ・ゴフリラーのチェロの深い響きで、この曲を深い情熱にあふれた音楽に仕上げています。