Ramonesラモーンズ

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フォーエヴァー・ヤングの特集ページに、業界の方から届いたラモーンズについてのコメントをアップ!

2025.2.7

フォーエヴァー・ヤングの特集ページで、音楽に携わる皆さんの思い出のフォーエヴァー・ヤング作品をご紹介!題して「わたしのフォーエヴァー・ヤング」。

今回は、DJ、イベントオーガナイザー、デザイナーとして活躍中のラモーン鉄男さんより、ラモーンズの『ブレイン・ドレイン』ついてコメントを頂きました!

ラモーンズ『ブレイン・ドレイン』

不本意ながら偉大なるマンネリとも称される事もあるが、ラモーンズの活動歴22年には様々なドラマがある。史上最大のヒットアルバムとなり、今では名作と評価される5作目の『エンド・オブ・ザ・センチュリー』もフィル・スペクターのオーバー・サウンド・プロデュースにより、当時は賛否両論が巻き起こった。

そんなラモーンズ、最後の賛否両論作がこの『ブレイン・ドレイン』。プラクシスなどノーウェーブ直系のバンドで活動し、ハービー・ハンコック、イギー・ポップなどのプロデュースを手掛け、当時評価の高かったビル・ラズウェルをプロデューサーに起用。暗さや重さは随所にありつつも、ラモーンズらしいポップさもあるし最高なんです。特筆すべきは、ディー・ディー・ラモーンが作曲に関わった「アイ・ビリーヴ・イン・ミラクルズ」や「ペット・セメタリー」などの硬派なメロディが際立つ名曲たち。「ペット・セメタリー」は同名ホラー映画の表題曲にもなり、ホラー好きの自分には思い入れのある曲です。

ディー・ディー・ラモーンが脱退しつつも、置き土産した名曲「ポイズン・ハート」が収録された次作『モンド・ビザーロ』が、自分のリアル・タイムのラモーンズ体験というのもあり、この2作の流れがたまらなく愛おしい。
ラスト作『アディオス・アミーゴス』のリリース後、ザナドゥで観たイメージ通りのラモーンズの勇姿が今も目にこびり付いている。

 
ラモーン鉄男
DJ、イベントオーガナイザー、デザイナー

 




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