RICHARD REED PARRYリチャード・リード・パリー

Profile

作品毎にコンセプトとメッセージを掲げ、その音世界を常に進化発展させ続けているカナダの6人組バンド、アーケイド・ファイア。グラストンベリー、レディング、フジロック・フェスティバルと数々の世界的ロックフェスのヘッドライナーを飾り、グラミーも受賞したバンドのメンバーである、マルチ・インストゥルメンタリストのリチャード・リード・パリー。

フォーク・バンド、フレンズ・オブ・フィドラーズ・グリーンのメンバーであるデヴィッド・パリーを父に持ち、音楽一家で生まれ育った彼は、2002年、アーケイド・ファイアのデビューEPの制作に参加したことを切っ掛けにグループに加入。グループとしてグラミー賞、ブリット・アワード等数々の受賞している他、ライヴ・アクトとしてもフジロックをはじめ、数々のフェスティヴァルでヘッドライナーを務めている。また一方で2005年にThe Bell Orchestreを結成。ジョン・マッケンタイアとレコーディングした2009年のアルバム『AS SEEN THROUGH WINDOWS WITH ARTS & CRAFTS』は、2011年カナダのJUNO賞で「ベスト・インストゥルメンタル・アルバム」を受賞した。また2014年にはクラシックの老舗レーベル、ドイツ・グラモフォンからクロノス・カルテットやニコ・マーリー、yミュージックなどが参加した『MUSIC FOR HEART AND BREATH』をリリースした。

そして2018年、Epitaph傘下のAnti- レコーズから新たなプロジェクト『QUET RIVER OF DUST』を発表。今から遡ること約10年前、アーケイド・ファイアの初来日公演の時に生まれたインスピレーションをコンセプトにしたこの作品は2部作となっており、VOL.1は、昨年の秋のお彼岸にあたる秋分の日に発売した。続くVOL.2は、元々、3月の春分の日にリリースする予定だったが、アートワークの完成の遅れなどにより6月に発売となる。ビーチ・ボーイズを思わせるハーモニーとトランス状態へと誘うような拍動、そして幾重にも重ねられた音のレイヤーが織りなす瞑想的で映像的な音楽体験がここに完成となる。

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