Sir The Baptistサー・ザ・バプティスト

Profile

シカゴ出身のサー・ザ・バプテスト(本名:ウィリアムス・ジェイムス・ストークス)は、その名の通り、キリスト教バプティスト派の牧師の両親のもとに生まれる。父親の教会で自然と歌うようになっていた彼は、6歳でピアノを、10歳でドラムを始め、10代で早くもコマーシャルのジングルや映画のスコアを手がけていたという。その後、コロンビア・カレッジ・シカゴ校に進学の後、広告会社に就職し、一度は音楽から離れてしまうが、26歳の時、本格的に音楽の道へ進むことを決断。
2015年に、その後大きなヒットとなる「レイズ・ヘル」や同郷の大先輩であるトゥイスタをゲストに招いた「(Creflo)Almighty Dollar」を発表、さらにこちらも同郷であるチャンス・ザ・ラッパーら率いるソーシャル・エクスペリメントが発表したアルバム『SURF』に収録された「Familiar」に参加すると、ジワジワと話題となっていく。

2016年にはボナルーを始めとする大型フェスに軒並み出演、「レイズ・ヘル」が2016 BET HIPHOP AWARDSにて“Impact Track Of The Year”にノミネートされ、Spotifyでもヴァイラル・チャート1位という快挙となり、遂にメジャーレーベルAtlanticレコーズと契約。9月、ジェイ・Zがキュレーターを務めたMade In Americaフェスに出演した際、そのジェイ・Zと対面した彼は、ジェイ本人から直接ファンであることを告げられ、翌月にブルックリンで行われたジェイ主宰のイベント「Tidal X:1015」にも出演オファーを受ける。

こうして彼の認知度が今日上昇する中、2017年5月に遂に1stアルバム『セイント・オア・シナー』が全世界で配信リリース。大半をサー・ザ・パプティスト自身がプロデュースしたこのアルバムは、ベテランMC=キラー・マイクを新たにフィーチャーした「レイズ・ヘル」新ヴァージョンが収録されている他、所属するAtlanticレコーズが「現代のゲットー・ゴスペル・センセーション」と評した通り、人気ゴスペル・アーティストのドナルド・ローレンス、ブランディー&レイ・J姉弟、元デスティニーズ・チャイルドのミシェル・ウィリアムズ、TV番組『R&B Divas』出演でも知られるキキ・ワイアットといった、ゴスペルをルーツに持つ実力派アーティストたちが花を添えている。

自らのスタイルを「ヒップホップ聖職者」「ヒーリング・ヒップホップ」と呼び、迷いなく我が道を突き進むサー・ザ・バプティストに今、世界中が注目している。

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