【日本盤のみボーナス・トラック収録】

トータル７冠のグラミー受賞、全世界のトータル・アルバム・セールスが４，０００万枚を超える、個性派女性ヴォーカリストの最高峰、アラニス・モリセットの２年振りのニュー・アルバム、遂に完成！（通算５作目）

プロデュース：ジョン・シャンクス、アラニス・モリセット

アラニスがスーパー・ポジティヴになって帰ってきた。
アラニスがトレードマークだった長い髪をバッサリ切った。どういうきっかけだったのかは分からないが、新しく届けられた写真のアラニスは今までよりもとても優しく見える。腰まで伸びた長い髪をステージでぐるぐる振り乱し、常に何かと対峙しているかのような、あの表情ではない。その時の自分のすべてをさらけ出し、リスナーやオーディエンスと向き合うことにより、その結果、自分自身を癒していたアラニスはもしかしたら自分自身と付き合うのが一番苦手だったのかもしれない。
これまでのアルバムで目立っていた、必死に前向きになろうとする曲、過去につきあった男たちに向けて辛らつな言葉を浴びせる曲の数々に比べ、今作の大きな特徴はスーパー・ポジティヴなことだ。しかもとても自然体で。何かを乗り越えようとする歌をここまでまっすぐに歌われると、こちらが照れてしまう。恋人にここまで素直に詰めよる曲を歌われると、聴いてるこっちまでつい素直になってしまう。きっといい恋愛をしてるんだろうなー、と思わず想像してしまうのだ。そして何よりも、自分のことを優しく見守れるようになったんだろう。

"I Love You"のない極上のラヴ・ソング、「エヴリシング」
1stシングルの「エヴリシング」はアラニス流のストレートなラヴ・ソング。""I Love You""というキーワードがまったく出てこないのに、ここまで相手のことを愛していて、大切に思っている気持ちが伝わるなんて、まるでマジックのようだ。相手が自分に抱く気持ちを歌うことで、自分が相手に抱く優しさと愛情に満ちた気持ちを表現するという、いかにもアラニスらしいやり方だ。