ラフマニノフのまさに同時期の作曲家で「六人組」の一人として位置づけられ、フランスの印象主義への影響を感じさせるチェレプニンの5月15日の生誕150年を期しての作品。ロシアの血統を持つスウェーデンのテノール、ニコライ・ゲッダと、ラフマニノフではワイセンベルクがピアノを、チェレプニンの曲では息子のアレクサンドルのピアノによる演奏。1967-1973年録音。

有名なピアノ協奏曲第2番とともにラフマニノフの代表作とされるのがこの第3番で、内容もより名技性と洗練を加えています。ワイセンベルクはバーンスタインと共演した唯一のこのアルバムで、冴えたピアノを聴かせてくれます。フィナーレにかけての両者の白熱した掛け合いによる名盤。1979年録音。

 強靱なタッチ，正確無比で抜群のキレを誇るテクニック，自由奔放さ、颯爽としたテンポで駆け抜けていく爽快さ。1967-1973年録音。