1974年作品、アナログ・テープを基にした2012年96kHz/24bitマスターを176.4kHz/24bitに変換して収録

アンドレ・プレヴィン追悼企画。 ビショップ&パーカーのコンビが到達した、旧EMI音源の最優秀録音盤のひとつです。2019年2月に89歳で亡くなったアンドレ・プレヴィンの数ある録音のなかから、ボールト盤と並んで高い評価を受けている旧EMIの「惑星」オリジナル・マスターから192kHz/24bitで、パリ、Art＆Son Studio Annecyにてリマスターをおこなった音源です。ハイレゾ(Flac:192kHz/24bit, MQA Studio:192kHz/24bit)有り。  

息のあった3人によるインティメートな心の交流が随所に感じられる室内楽演奏

プレヴィン＆ロイヤルフィルによる、魅力的な演奏。いわゆるドイツ的精神に満ち満ちたブラームスという解釈ではなく、この上なくロマンティックで透明感があり、それでいて温かみのある美しい名盤です。録音も超優秀。

洗練・洒脱。若きプレヴィンの爽やかなモーツァルト。 品格が高く、上質なデリカシーを持つプレヴィンならではのモーツァルト。当時の若手ピアニスト、ルプーを起用し、彼とのコラボレーションによって同質な品格を具えた暖かみのあるデリケートな演奏を展開し、第20番はプレヴィンによるまさにワンマン・プレイ。短調における彼のモーツァルト解釈は、次元の違う音楽的側面を覗かせています。 今回のLPでの発売にあたり、オリジナル・マスターテープより、新たに2019年24bit/96kHzリマスターを行い、180gアナログLP2枚組盤として、限定発売となります。 また、デジタル配信、ハイレゾ(24/96)での配信もございます。今のところ、CDでの発売予定はございません。  

ベルリオーズの作品のなかでも、この大作「レクイエム」は、テノール独唱と大合唱。そして管弦楽はコントラバス18台を要する弦5部に4管編成、ティンパニ8対などの打楽器や、4群バンダも必要とする大編成の作品。プレヴィンが、膨大な編成に託した作曲者の情熱を気宇壮大に歌い上げた名盤です。

1936年にプロコフィエフが作曲した「ロメオとジュリエット」の音楽は、主役の「踊り」を引き立てるための「伴奏」的な音楽ではなく、シーンごとの個性がはっきりと際立ち、物語の進行だけでなく登場人物の内面までをも描き出したものです。舞踊芸術である「バレエ」において「音楽」の存在感を極限まで高めた、それまでの一線を画す革新的なものでした。ここに収録された演奏は、そのドラマティックな響きと、メリハリのきいた絶品なリズム感では他に追随を許さぬ、プレヴィン&ロンドン響とのベストレコーディングの一つといえましょう。その素晴らしい演奏を、180gアナログLP盤で限定盤にて発売致します。