プレヴィンのショスタコーヴィチの2大交響曲は、プレヴィンとシカゴＳＯとの唯一の録音。1977年録音

プレヴィンのきめ細やかに描かれたラヴェルの傑作の全曲、1981年録音。

プレヴィンのディスコグラフィの中では比較的過小評価されている室内楽でのピアニストとしての活動だが、その見方をくつがえすのに十分なイェールＱとのブラームスの傑作、1972年録音。

ガーシュウィンの傑作をまとめたアルバム。ベネットは作曲家であると同時に（主にブロードウェイやハリウッドのミュージカルのための）他者の作品のオーケストラ編曲者として評価されましたが、友人でもあったガーシュウィンの『ポーギーとベス』もその系列。長年ジャズもやっていたプレヴィンだけあって押えどころの的確さ,フィーリングの良さの点ではとにかく他の人とはひと味違い、手中に収めたという言葉がふさわしい演奏

祖国ロシアへの忘れがたい想いと西欧のエッセンスが両立するところに、ラフマニノフ晩年の、最後の交響曲である第３番の魅力は潜んでいます。プレヴィンはそうした作曲者の心情を見事に把握し、複雑な内面を表現しています。 オリジナル・マスターテープより、2017年、24bit/96kHzリマスター音源

スイス生まれの画家ベックリンの絵画に接した印象に基づいて作られた『死の島』。この一種怪奇趣味的な内容を、プレヴィンは巧みに描写していきます。ラフマニノフ最後の作品である『交響的舞曲』も、格調を損なうことのない佳演です。 オリジナル・マスターテープより、2017年、24bit/96kHzリマスター音源

それまで知名度も評価も上がらなかったラフマニノフの交響曲を、広く世に紹介した定評ある全集からの１枚。若き日のラフマニノフの野心作であるこの第１番を、プレヴィンは丁寧に解きほぐし、魅力たっぷりに提示した名盤。 オリジナル・マスターテープより、2017年、24bit/96kHzリマスター音源使用

ラフマニノフのスペシャリストともいえるアンドレ・プレヴィン。その彼による交響曲第2番の完全全曲版です。この曲を3回録音したプレヴィンですが、これは2回目の録音。「この曲の歴史はここから始まった」といっても過言ではない名演です。上品な語り口、そのロマンティシズムがたまらない名盤。 オリジナル・マスターテープより、2017年、24bit/96kHzリマスター音源使用

エドガー・アラン・ポーの詩に触発されて作曲したとされる『鐘』。ラフマニノフにとっては第２交響曲に次ぐ大作で、独唱と合唱を伴う大編成の交響曲です。ラフマニノフを得意とするプレヴィンの、鮮やかな音楽作りが光ります。

プレヴィンの協奏曲作品録音でこちらはピアニストとして、指揮者ボールトとの共演によるモーツァルトの名曲2曲、1973年録音。 オリジナル・マスターテープより、2021年、24bit/192kHzリマスター

プレヴィンのBBCのＴＶ音楽番組「ミュージック・ナイト」での出演が契機になって実現したピアニスト、オラシオ・グティエレスによるロマン派の代表的ピアノ協奏曲2曲、1975年録音。 オリジナル・マスターテープより、2021年、24bit/192kHzリマスター  

1970年代にＢＢＣでＴＶ放送されたクラシック音楽番組は、プレヴィンの解説もあり好評で聴衆をクラシック音楽の世界に導いた名物番組となった。その番組から生まれたオーケストラのショー・ピースアルバム。デュカ：魔法使いの弟子　他、 オリジナル・マスターテープより、2021年 24bit/192kHzリマスター音源使用