Augustin Hadelichアウグスティン・ハーデリヒ

Discography

Brahms, Ligeti: Violin Concertos / ブラームス、リゲティ:ヴァイオリン協奏曲【輸入盤】

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Brahms, Ligeti: Violin Concertos / ブラームス、リゲティ:ヴァイオリン協奏曲【輸入盤】

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2019.04.05 発売9029.551045

アウグスティン・ハーデリヒは、1984年イタリアで生まれ、5歳からヴァイオリンを始め、7歳からステージに立ち、神童として名を馳せました。15歳で火事により医者も見放すほどの全身火傷を負い、一度は演奏家生命どころか生命までをも危ぶまれたものの、20回の手術を乗り越え見事に復帰したのです。2006年のインディアナポリス国際コンクールで、圧倒的な実力を見せつけて優勝。その後世界中のオーケストラと競演。2008年1月にはカーネギー・ホールでデビュー、ニューヨーク・タイムズでも絶賛されています。2016年には「デュティユー作品集」でグラミー賞を受賞しています。2018年にワーナーより発売した『パガニーニ:24のカプリース』では、「痛切な音色、ヴァイオリンの限界に迫る表現、既成概念を超えた名演」と高い評価を得ています。
ブラームスのこの曲には、内面的な独白を演じるような部分も多く、その部分のフレーズにはそれぞれ意味があり、その内容に合った音が求められます。ハーデリヒの演奏はそれを大事にしたもので、押さえ気味の丁寧な音で全体を演奏していきます。3楽章では溌剌とした演奏が多い中、あふれ出る喜びの旋律を抑制しており、いままで読み取られなかったブラームスの音楽がここに録音されています。
 戦後現代音楽最大の巨匠のひとりリゲティによる難曲「ヴァイオリン協奏曲」でも、ハーデリヒの演奏はブラームスに準じています。抑制された運弓、禁欲的で落ちつきをもった演奏は、独特な孤独感と悲愴感が感じられるものです。このリゲティをハーデリヒが演奏するために、トーマス・アデスがあらたに書いたカデンツァが使用されています。
 
【収録曲】
1) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77、
2) リゲティ:ヴァイオリン協奏曲、

【演奏】
アウグスティン・ハーデリヒ(ヴァイオリン)、
ミゲル・ハース=ベドーヤ(指揮)、
ノルウェー放送管弦楽団、

【録音】
2017年5月30日-6月2日(ブラームス)
2018年9月3-7日(リゲティ)
 
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