1994年、イギリス・生まれ。10歳の時、楽器屋で見かけたピンク色のギターを母親にクリスマス・プレゼントとして買ってもらい、翌年には地元のタレント・ショーに出演した。13歳で作曲をスタートし、16歳になると親友の母親の友人たちのバンドで歌い始め、勉強の傍ら、地元のパブで働き始めた。17歳の時、友人からオーディション番組「The Voice UK」の存在を知らされ参加を決意し、結果、セミ・ファイナリストにまで選ばれる成績を残す。その後、音楽レーベルからデビューをオファーされるも、ベッキー本人の希望により、すぐにデビューするのではなく、何年間かは作詞・作曲を学ぶことを選んだ。そして、イギリスの名門レーベル・パーロフォンと契約を果たす。

デビュー前にして既に数々のヒット作品へ参加をしているベッキー。2013年4月にリリースされ全英アルバム・チャート1位を獲得したルディメンタルのアルバム『ホーム』収録の「パワーレス」に客演として参加し、イギリスのドラムンベースのプロデューサー、DJであるウィルキンソンが2013年10月にリリースし全英シングル・チャートTOP10入りを果たしたシングル「アフターグロウ」では、客演だけに限らず、ジェシー・Jやエリー・ゴールディングらを手掛けるタレイ・ライリーと楽曲を共作した。また、2014年6月にリリースされたオランダ出身の新鋭DJ、オリヴァー・ヘルデンスとのコラボ・シングル「Gecko（Overdrive）」は、全英シングル・チャート初登場1位を獲得し、ソロ・デビュー前にも関わらず華々しい記録を残している。