Bertrand Chamayouベルトラン・シャマユ
Discography
Letter(s) to Erik Satie / レター(ズ)・トゥ・エリック・サティ(日本語解説書付)【輸入盤】
Letter(s) to Erik Satie / レター(ズ)・トゥ・エリック・サティ(日本語解説書付)【輸入盤】
2023.11.17 発売/5419.769644
『エリック・サティとジョン・ケージは、音楽の世界ではUFOのような存在です。彼らは、多くの人々にとって、音楽とはどうあるべきかという概念を変えたという意味で、パイオニアなのです。私はちょっと変わったことをしようと思って、エリック・サティのことを思いついたのです。これはピアノと本当に親密になる機会でした。サティは本当に特別なケースで、他の誰とも違う不思議な音楽家なのです』 ・・・ ベルトラン・シャマユ
※ ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説付き
【収録予定曲】
ジョン・ケージ (1912-1992) ※ジョン・ケージ作とされる
「エリック・サティのための小石の全面」
エリック・サティ(1866-1925)
「グノシエンヌ 第1番」
ジョン・ケージ
「瞑想への前奏曲」
エリック・サティ
「ジムノペディ 第1番」「グノシエンヌ 第2番」「グノシエンヌ 第3番」
ジョン・ケージ
「ア・ルーム」「ある風景の中で」
エリック・サティ
「パンタグリュエルの幼年時代の夢」
「犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲」
「ジムノペディ 第2番」
「海水浴」(『スポーツと気晴らし』より)
「グノシエンヌ 第4番」
「ブランコ」(『スポーツと気晴らし』より)
ジョン・ケージ
「スウィンギング」
エリック・サティ
「ジムノペディ 第3番」「グノシエンヌ 第5番」「夜想曲 第2番」
「永遠に続くタンゴ」(『スポーツと気晴らし』より)
ジョン・ケージ
「永遠のタンゴ」
エリック・サティ
「グノシエンヌ 第6番」「サラバンド 第3番」「うつろな空想」
「第1幕への前奏曲“天職”」」(『星たちの息子』より)
「グノシエンヌ 第7番」
ジェームズ・テニー(1934-2006)
「梨の形をした3つのページ」(エリック・サティを祝して)
ジョン・ケージ
「夢(Dream)」
【演奏】
ベルトラン・シャマユ(ピアノ)
【録音】
2023年4月3-6日、フランス、ミラヴァル・スタジオ
『エリック・サティとジョン・ケージは、音楽の世界ではUFOのような存在です。彼らは、多くの人々にとって、音楽とはどうあるべきかという概念を変えたという意味で、パイオニアなのです。私はちょっと変わったことをしようと思って、エリック・サティのことを思いついたのです。これはピアノと本当に親密になる機会でした。サティは本当に特別なケースで、他の誰とも違う不思議な音楽家なのです』・・・ ベルトラン・シャマユ
ベルトラン・シャマユによるこのアルバム『Letter(s) to Erik Satie』では、1866年ノルマンディー生まれのエリック・サティ、そして1912年ロサンゼルス生まれのジョン・ケージという、特異で、革新的で、影響力のある2人の作曲家に敬意を表しています。2人の間には密接な関係があるといわれ、ケージはサティをインスピレーションの源と考えていたようです。アルバムは、ジョン・ケージが公案(禅問答で用いられる正解のない謎)として弟子であるジェームズ・テニーに密かに贈った遺品の中から発見された「エリック・サティのための小石の全面」から始まります。サティの「ジムノペディ」や「グノシエンヌ」などがこのアルバムの主軸となっており、ジョン・ケージの作品と共存しながら、まったく違和感無く、互いに深い愛情を抱きあうように展開していきます。
このアルバムが録音されたミラヴァル・スタジオは、プロヴァンス地方にある古城シャトー・ミラヴァルを1977年にジャック・ルーシェが改装したスタジオで、古くはAC/DC、スティング、ピンク・フロイド、シャーデー、ワム!らが、伝説的なセッションを行いましたが、ここ20年間使用されていませんでした。しかし2021年にブラッド・ピットが名音楽プロデューサーのダミアン・クインタードとパートナーを組み、1970年代当時の貴重な録音機材を保ちつつ、ピットとクインタードが設計した最新のアナログ/デジタルのハイブリッド機材を導入し、この伝説のミラヴァル・スタジオを2022年夏に改修復活させました。このアルバムでもダミアン・クインタードが、レコーディング、編集、マスタリングを手がけています。
EAN: 5054197696442