ワシントン州レイブンズデール出身の実力派女性シンガー・ソングライター。 
シンガーの祖父と母を持ち幼い時から歌を歌い、エルトン・ジョンにインスパイアされてピアノを弾き始め、ギターも自力で学んだという。 
高校中退後、ティ ム・ハンセロスとフィル・ハンセロスという双子の兄弟と組んで、シアトルのクラブでパフォーマンスをするようになる。
2005年にデビュー・アルバム『Brandi Carlile』 を発表。
『ローリング・ストーン』誌の＜2005年の注目すべきアーティスト10＞に選出された。 
エルトン・ジョンやトニー・べネットの作品を手がけたティー・ボーン・バーネットがプロデュースしたセカンド・アルバム『The Story』は、全米ロック・ア ルバム・チャートで10位、全米アルバム・チャートでも41位を記録。
サード・ アルバム『Give Up The Ghost』のプロデューサーはリック・ルービン。エルトン・ジョンをゲストに迎え、全米アルバム・チャートで21位を達成。 
全米ロック・チャート3位の『Bear Creek』（2012年）、全米ロック・チャート1位を獲得し、グラミー賞の“最優秀アメリカーナ・アルバム”にノミネートされた『The Firewatcher’s Daughter』（2015年）と着実に成功を収めてきた。 2017年発表の『Cover Stories』はチャリティ・アルバムで、パール・ジャム、アデル、ドリー・パートンといった豪華メンバーが『The Story』の曲をカヴァー。CD の利益は彼女が設立したルッキング・アウト基金を通じてウォー・チャイルドUK に寄付された。
バラク・オバマ（大統領：当時）はこのアルバムの 前書きを執筆して彼女を讃え、更には、2017年の年末に発表した「2017年に大好きだった曲」のリストの中に、「ザ・ジョーク」を入れていた。 

Elektra移籍第一弾、通算6作目となるアルバム『BY THE WAY, I FORGIVE YOU』を2018年にリリース。
ナッシュヴィルを仕事の拠点にしている デイヴ・コブ（スタージル・シンプソン、クリス・ステイ プルトン等をプロデュース）と、シューター・ジェニングスが共同プロデュース。
従来通りフィルとティムが全曲で共同作曲者としてクレジッ トされており、「ザ・ジョーク」はデイヴも共作者として参加している。  

2019年2月の第61回グラミー賞にて、“最優秀レコード賞”、“最優秀アルバム賞”、“最優秀楽曲賞”、“最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス”、“最優秀アメリカン・ルーツ・ソング”、“最優秀アメリカーナ・アルバム”と主要3部門を含む計6部門でのノミネートされ、 “最優秀アメリカーナ・アルバム” 、“最優秀アメリカン・ルーツ・ソング”（The Joke）、“最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス” 、 “最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス”（The Joke）を獲得し、大きな話題を呼んだ。