The Braxtonsザ・ブラクストンズ

Profile

トニ・ブラクストンはメリーランド州セヴァーン出身。牧師の父とオペラ歌手の母を持つ。6人兄弟の長女であった彼女は、4人の姉妹とともに教会で歌うようになり、スティーヴィー・ワンダーやアニタ・ベイカー、チャカ・カーンなどから影響を受ける。地元のコンテストで優勝するなどして経験を積みThe Braxtonsとしてシングルをリリース。グループとしては成功しなかったが、トニは当時音楽シーンを席巻していたプロデューサー=LA・リード&ベイビーフェイスの目にとまり、彼らが設立したLaFace Recordsと契約。サウンドトラック『Boomerang』に「Give U My Heart」や「Love Shoulda Brought You Home」で参加する。
1993年にはデビュー・アルバム『Toni Braxton』をリリース。このアルバムからは「Another Sad Love Song」「Breathe Again」「Seven Whole Days」などのヒットを輩出し、アルバムは全世界で1000万枚のセールスを記録、見事グラミー賞の最優秀新人賞と最優秀女性R&Bボーカル賞を受賞。1996年にリリースとなったセカンド・アルバム『Secrets』からは彼女にとって初の全米No.1となった「You're Makin Me High」、11週連続No.1となった「Un-Break My Heart」という大ヒットが生まれ、アルバムは全世界で1300万枚というセールスを記録、再びグラミー賞では最優秀女性R&Bボーカル賞/最優秀女性POPボーカル賞を受賞した。
2000年の3rdアルバム『The Heat』でトニは、後に夫となるケリー・ルイス(R&Bグループ、ミント・コンディションのメンバー)とともにアルバムのクリエイティブ面に積極的に関わるようになる。このアルバムからも全米No.1となった「He Wasn't Man Enough」等のヒットを輩出し、またもやグラミー賞の最優秀女性R&Bボーカル賞を受賞。このアルバムのリリース前にブロードウェイのミュージカル『美女と野獣』に主演した彼女だったが、アルバム・リリース後には映画『Kingdome Come』でスクリーン・デビューも果す。
その後2001年には初のクリスマス・アルバム『Snowflakes』、2002年には4thアルバム『More Than A Woman』をリリースした。その後、トニは2003年に長年在籍したARISTA Recordsから、かつてアリーヤも所属していたBlackground Recordsに移籍。
2005年に5thスタジオ・アルバム『Libra』をリリース。順調にキャリアを重ねて来た彼女だったが、所属レーベルや元マネージャーとのトラブルが起こるなどにより2007年にはBlackgraoundを離れる。さらに、2008年には胸部に腫瘍があるのが発見され(結果は良性腫瘍)、一時闘病生活を送るなど苦難の時期を送る。
だが、2008年後半にAtlantic Recordsと正式契約を結び、心機一転アーティストとしての活動を再開。こうして、待望の新作がいよいよ登場するのである。

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