完璧主義者カルロ・マリア・ジュリーニの理想はスコアを整ったアンサンブルで表現し、音楽的な真実を歌うこと。そうした彼の主張が明確に示された演奏がここに展開されています。第3楽章コーダを頂点として、内面的な深さと歌に溢れたブルックナーの交響曲第9番ニ短調(ノヴァーク版)を収録。演奏はシカゴ交響楽団。

マーラーも得意としていたジュリーニの、シカゴ響を音を徹底的に磨き上げた第1番として、話題になった録音。細部の見通しのよさと、全体の流れの流麗さとが自然に融合された。シカゴ響の技術力の賜物。

1960年代にフィルハーモニア管、ニュー・フィルハーモニア管を指揮してジュリーニが手掛けた全ブラームス作品のセット。全4曲の交響曲、ハイドン変奏曲、悲劇的序曲はの本作品録音のランドマークとされるもので、高貴で深く沈潜し綿密なテンポ感を持った演奏。さらにクラウディオ・アラウをソリストに迎えて2曲のピアノ協奏曲はソリストと指揮者との相互作用の優れた成果を聴かせる。コンダクター・シリーズ中の大注目セット。1960-1962 & 1968年録音。

「イーゴリ・ストラヴィンスキー」シリーズ ジュリーニがシカゴＳＯの首席客演指揮者時代の遺産。巧緻で輝かしくこの２つの組曲の規範となる演奏は、彼らの相互作用の結実を聞かせてくれます。ジュリーニといえば、晩年のゆったりとしたスケールの大きな演奏がイメージされますが、60～70年代の溌剌としたリズムと色彩感豊かな演奏にも注目。なかでも、この1969年にシカゴ響と録音したストラヴィンスキーは最上級の出来。  

落ち着いたテンポ設定によるスケールの大きなアプローチをベースに、ノーブルなカンタービレ。重量感に富むフレージング、細部まで考え抜かれたジュリーニらしい演奏

フィルハーモニア管弦楽団75周年を記念して名演がデジタル復活。ジュリーニの定評高い名盤のデジタル復活、ジャネット・ベイカーが参加、1962 年録音。

フィルハーモニア管弦楽団75周年を記念して名演がデジタル復活。ジュリーニの定評高い名盤のデジタル復活、1956年録音。 2019年、オリジナル・マスターテープより、24bit/192kHzリマスター音源使用。

フィルハーモニア管弦楽団75周年を記念して名演がデジタル復活。シュヴァルツコップ、ルートヴィヒ、ゲッダ、ギャウロフの豪華ソロ歌手陣を揃えたヴェルディ録音史上燦然と輝く名録音、1963～1964年録音。 オリジナル・マスターテープより 2019年、Studio Art & Sonによる24bit/192kHzリマスター音源使用

フィルハーモニア管弦楽団75周年を記念して名演がデジタル復活。 ロッシーニ：「アルジェのイタリア女」序曲他、1958～1964年録音。 ※ロッシーニのみ、2019年新規リマスター音源。

ベートーヴェン・イヤー記念デジタル化。 ジュリーニ指揮、シカゴSOの快演。1971年録音。