Charlotte Gainsbourgシャルロット・ゲンズブール
Discography
Rest / レスト<初回限定仕様(ソフトパック)>
Rest / レスト<初回限定仕様(ソフトパック)>
2017.11.17 発売¥2,703(税込)/WPCR-17916
『Rest』とは、言うまでもなく、お墓に刻まれる最初の言葉(Rest In Peace)であるが、フランスでは、恋人に、行かないで、とお願いするときにも使われる言葉だという。
彼女の新しい作品『レスト』は、図らずも、彼女自身のエモーショナルな側面をじっくりと検視したようなセルフ・ポートレートであり、そこには、スターと呼ばれる人々が抱える傷や脆さなどがまざまざと曝け出されている。
一般家庭とは違い、父にセルジュ・ゲンズブール、母にジェーン・バーキンという有名人一家という、ある種、特殊な環境下で育った彼女であったが、シャルロットは実は独りでいることが好きだという。幼少期から既に注目される対象であったはずだが、そんなときでも彼女は「自分らしさをどこかに手放さない」ようにしていたと言う。
シャルロットは自身のベールをあげ、まず自身で歌詞を書くことから始めた。それはしばしば、Journals(日記)からインスピレーションを受けていたという。彼女は今までやってこなかったフランス語での作詞をはじめ、「父親=セルジュとの永遠の別れ(Lying With You)」や、「彼女の姉の逝去(Kate)」、「彼女の深刻なシャイネスについて(I’m a Lie)」、「彼女の子供期のおそれについて(Les Crocodiles)」、「来世について(Les Oxalis)」、「時間の流れについて(Ring-A-Ring O’ Roses)」、「彼女の脈打つ鼓動について(Les Traits)」など、パーソナルな事柄についてにフォーカスした楽曲が多いことが見て取れる。
そして、プロデューサーにフランク・オーシャン、仏エレクトロ・ハウス・アーティストのKavinsky(カヴィンスキー)などのプロデュースで知られるEd Banger出身のアーティスト/DJであるSebastiAn(セバスチャン)を迎え、従来の殻から脱却したという今作『レスト』。
セバスチャン以外にも、多数のアーティストが今作には参加。特筆すべきはやはり「Songbird In A Cage(ソングバード・イン・ア・ケイジ)」を書いたサー・ポール・マッカートニーと、表題曲「Rest(レスト)」の編曲およびプロデュースを手がけたGuy-Manuel de Homem-Christo(ギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト)*ダフト・パンクであろう。
M-1 Ring-a-Ring O' Roses / リンガ・リング・オー・ローゼズ
M-2 Lying with You / ライイング・ウィズ・ユー
M-3 Kate / ケイト
M-4 Deadly Valentine / デッドリー・ヴァレンタイン
M-5 I'm a Lie / アイム・ア・ライ
M-6 Rest / レスト
M-7 Sylvia Says / シルヴィア・セズ
M-8 Songbird in a Cage / ソングバード・イン・ア・ケイジ
M-9 Dans vos airs / ダン・ヴォ・ゼール
M-10 Les crocodiles / レ・クロコディル
M-11 Les oxalis / レ・ゾクサリ