ケルビーニ四重奏団は、現在では指揮者としても活躍するクリストフ・ポッペンによって、アマデウス四重奏団とシャーンドル・ヴェーグの後援のもと、1978年にデュッセルドルフで結成された弦楽四重奏団。6つの弦楽四重奏曲を書いたイタリアの作曲家ルイージ・ケルビーニにちなんで名付けられました。ケルビーニ四重奏団は、19 世紀の弦楽四重奏曲の解釈で国際的な評価を獲得し、フランス・エビアンで開催された国際弦楽四重奏コンクールでグランプリ、1988 年には EMIクラシックスと独占契約を結びました。1997年に解散していますが、このボックスセットはその全ての録音を網羅したものとなっています。このボックスには、メンバーが器楽奏者としてEMIクラシックスのために個別に作成した録音も含まれています（クリストフ・ポッペンが指揮している録音は含まれておりません）。
※歌詞対訳は付属しません

【収録予定曲】
《CD1》
ハイドン：
十字架上のキリストの最後の７つの言葉Hob.III: 50-56
《CD2》
シューベルト：
弦楽四重奏曲 第9番 ト短調 D.173
弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 D.804『ロザムンデ』
《CD3》
シューベルト：
弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D.810『死と乙女』
弦楽四重奏曲 第12番 ハ短調 D.703『四重奏断章』
《CD4》
シューベルト：弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D.887
《CD5》
シューベルト：八重奏曲 ヘ長調 D.803
　　［共演］ヴォルフガング・マイヤー（クラリネット）
　　　　　　ダーグ・イェンセン（ファゴット）
　　　　　　ラドヴァン・ヴラトコヴィチ（ホルン）
　　　　　　河原泰則（コントラバス）
《CD6》
メンデルスゾーン：
弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.12, MWV R25
弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.13, MWV R22
弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 Op.80, MWV R37
《CD7》
メンデルスゾーン：
弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.44-1, MWV R30
弦楽四重奏曲 第4番 ホ短調 Op.44-2, MWV R26
《CD8》
メンデルスゾーン：弦楽四重奏曲 第5番 変ホ長調 Op.44-3, MWV R28
モーツァルト：クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
　　［共演］ミシェル・ポルタル（クラリネット：K.581）
《CD9》
モーツァルト：
フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K.285
フルート四重奏曲 第2番 ト長調 K.285a
フルート四重奏曲 第3番 ハ長調 K.285b
フルート四重奏曲 第4番 イ長調 K.298
　　［共演］エマニュエル・パユ（フルート）
《CD10》
シューマン：
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
弦楽四重奏曲 第1番 イ短調 Op.41-1
　　［共演］クリスティアン・ツァハリアス（ピアノ：Op.44）
《CD11》
シューマン：
弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.41-2
弦楽四重奏曲 第3番 イ長調 Op.41-3
　　［演奏］ケルビーニ四重奏団
ドヴォルザーク；管楽セレナード ニ短調 Op.44
　　［演奏］ザビーネ・マイヤー管楽アンサンブル
　　　　　　マニュエル・フィッシャー＝ディースカウ（チェロ）
《CD12》
メシアン：
世の終わりのための四重奏曲
主題と変奏
　　［演奏］クリストフ・ポッペン（ヴァイオリン）
　　　　　　ザビーネ・マイヤー（クラリネット）
　　　　　　マニュエル・フィッシャー＝ディースカウ（チェロ）
　　　　　　イヴォンヌ・ロリオ（ピアノ）
《CD13》
オトマール・シェック：ノットゥルノ Op.47
ジークフリート・マトゥス：夜の歌*
　　［共演］ディートリヒ・フィッシャー＝ディースカウ（バリトン）
　　　　　　マリア・グラーフ（ハープ*）
ショーソン：終りなき歌Op.37
　　［共演］バーバラ・ヘンドリックス（ソプラノ）
　　　　　　ミシェル・ダルベルト（ピアノ）
マスネ：『復讐の女神たち』より「エレジー」（夕べの悲しみ）、
　　［演奏］バーバラ・ヘンドリックス（ソプラノ）
　　　　　　クリストフ・リヒター（チェロ）
　　　　　　ミシェル・ダルベルト（ピアノ）

【演奏】
ケルビーニ四重奏団
　　クリストフ・ポッペン（ヴァイオリン）、
　　ハラルド・シェーネヴェーク（ヴァイオリン：1978–1994）
　　ウルフ・グンナー・ヴァリン（ヴァイオリン：1995–1997）
　　ハリオルフ・シュリヒティヒ（ヴィオラ）
　　マニュエル・フィッシャー＝ディースカウ（チェロ：1989-1995）
　　クラウス・ケンパー（チェロ：1978-1989）
　　クリストフ・リヒター（チェロ：1995-1997）

【録音】
1988～1999年