幻の楽器「ヴィオラ・ダモーレ」を蘇らせたシモーネの名盤

18世紀に人気を博したヴィオラ・ダモーレは、ヴィオラ・ダ・ガンバ属の楽器とヴァイオリン属の楽器の中間的存在であり、共鳴弦が張られており、そのため鼻にかかったような独特の高音を持っていました。当時の人気にもかかわらず現存する作品は非常に少なく、ここに収められたヴィヴァルディの協奏曲は、一流の作曲家によって書かれた非常に貴重なものです。

【収録予定曲】
ヴィヴァルディ：
1) ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 ニ長調 RV392
2) ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 ニ短調 RV393
3) ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 ニ短調 RV394
4) ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 ニ短調 RV395
5) ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 イ長調 RV396
6) ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 イ短調 RV397
7) 室内協奏曲 ヘ長調 RV.97
8) ヴィオラ・ダ・モーレとリュートのための協奏曲 ニ短調 RV.540

【演奏】
ナーネ・カラブレーゼ （ヴィオラ・ダモーレ）
オルランド・クリストフォレッティ（リュート）
イ・ソリスティ・ヴェネティ
クラウディオ・シモーネ（指揮）

【録音】1973年10月、ピアッツォーラ・スル・ブレンタ、ヴィラ・シメス