元ザ・スミスのジョニー・マーが、正式メンバーとしてザ・クリブスに加入した。今年初めに行われたShockwaves NME Awards Tour以来、活動を共にしていたジョニー・マーとザ・クリブスだったが、先日、8月22日に行われたリーズ・フェスティヴァルのステージで、ザ・クリブスはジョニー・マーを“名誉ジャーマン”として認定したのである。元々ザ・クリブスのファンだったというジョニー・マーは、ポートランドでゲイリー・ジャーマンと知り合い、互いに音楽的な共通点を感じたのがそもそものきっかけだった。
「最初は俺とザ・クリブスとのコラボレーションとして始まった。それがうまく行ったんだ」とはジョニー・マーの弁。
「一緒にシングルをやろうっていうのが、そもそもの始まりだった。やってみてどんなものになるのか見てみようってね」一方のライアン・ジャーマンはそう語る。しかし、実際一緒にライヴを行い、曲作りを行ってみたら全てがうまい具合に、そして速く進んだらしい。その結果、ザ・クリブスとジョニー・マーは、アルバムを作って、きちんとした形で仕事をすることにした。
ジョニー・マーの加入によって、ザ・クリブスはソングライティングの面だけでなく、ライヴ・バンドとしても勢いを増したそうである。
「4人編成で、より良くなったと思う。（ファンであるだけに）俺も曲をよく知っているし」とジョニー・マーが語れば、「ジョニーからバンドとしての纏まりを学んだよ」とライアンが付け加えるところから見ても、ジョニー・マーの加入は互いに良い刺激となっているようだ。
バンドは既に2009年からニュー・アルバムのレコーディングを開始すると発表しているが、リーズ・フェスティヴァル時に行ったNME.COMとのインタビューの中でマーは、初めてシングルのリリース予定について触れた。
「いつになるかは分からないけど、今年が終わる前にシングルを出せるように頑張るよ」
ジョニー・マーはモデスト・マウスのメンバーとしても活動を行っているが、現在バンドの活動が休みに入っていることもあり、ザ・クリブスでの活動に暫くは専念する模様である。