Crosby, Stills & Nashクロスビー、スティルス&ナッシュ

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フォーエヴァー・ヤングの特集ページに、業界の方から届いたクロスビー、スティルス&ナッシュについてのコメントをアップ!

2025.8.22

フォーエヴァー・ヤングの特集ページで、音楽に携わる皆さんの思い出のフォーエヴァー・ヤング作品をご紹介!題して「わたしのフォーエヴァー・ヤング」。

今回は、フリーディレクターの藤井要一さんからクロスビー、スティルス&ナッシュ『クロスビー、スティルス&ナッシュ』についてコメントを頂きました!


クロスビー、スティルス&ナッシュ『クロスビー、スティルス&ナッシュ』

1969年、ウエストコーストのフォーク・ロック・シーンに新たな地平を切り拓いた一枚が誕生した。

クロスビー、スティルス&ナッシュのセルフタイトル作『クロスビー、スティルス&ナッシュ』である。

メンバーはそれぞれ、バーズ、バッファロー・スプリングフィールド、ホリーズという名門バンドで活躍した実力派。異なるルーツを持つ3人のソングライティングとヴォーカルが交わった時、豊かなハーモニーと研ぎ澄まされたアコースティック・サウンドが生まれた。

アルバム1曲目を飾る「青い眼のジュディ」は、オープンDチューニングによる透明感のあるギターが印象的で、スティヴン・スティルスの卓越した演奏技術を象徴する名曲だ。

実はこの曲との出会いが、私の音楽人生の大きな転機となった。

中学生の頃、ラジオから流れたイントロに衝撃を受け、アコースティック・ギターにのめり込んだのだ。オープン・チューニングに弦を張り替え、友人たちと3声コーラスのバンドを組んで文化祭で歌ったこともある。その瞬間に感じた、声が重なったときの“鳥肌が立つ感覚”は今も忘れられない。

シンプルながら深いメロディと詩情を湛えた楽曲が並ぶ本作は、半世紀以上を経ても色あせない。フォーク・ロックの金字塔として、そして私個人の青春の記憶として、聴くたびに原点へと連れ戻してくれる一枚である。

 
藤井要一
フリーディレクター


 

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クロスビー、スティルス&ナッシュ

2025.07.09 発売 ¥1,980(税込)/WPCR-85156

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