スケール大きく情熱的な表現、オーケストラを燃え立たせる手腕で現代の巨匠とされるバレンボイムが、世界最高の演奏力を誇るシカゴ交響楽団を指揮した劇的な演奏です。

第4交響曲は、悲劇的な運命との闘い、甘美な夢、豪快な農民舞曲による魂の救済といった激しい感情の起伏を持ちますが、それが十二分に表出されています。ロメオとジュリエットも登場人物を表すモティーフを濃厚な表現で描き分けた説得力に富む演奏です。

録音：1997＆95年 （ライヴ） DIGITAL

シカゴ交響楽団
指揮：ダニエル・バレンボイム