Daniel Barenboimダニエル・バレンボイム

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高松宮殿下記念世界文化賞受賞の世界的マエストロ、バレンボイムが遂に来日!

2007.9.27

先日、栄えある世界文化賞(音楽部門)を受賞した世界的指揮者、ダニエル・バレンボイム(64歳)が、ベルリン国立歌劇場での来日公演のため2年ぶりの来日を果たしました。

バレンボイムは、イスラエルとアラブの平和を音楽を通じて実現するためにE.サイードと共に作ったオーケストラ、ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラでの活動などが高く評価され、今年度の「高松宮殿下記念世界文化賞」を受賞。同オーケストラも世界文化賞の「若手芸術家奨励制度」対象団体に選ばれました。


(photo: Kiyonori Hasegawa)

公演に先立ち行われた26日の記者会見で、バレンボイムは、
「とても大切な賞です。私に頂けることは本当に名誉で、大変嬉しく思います」と語りました。

今回の来日公演では、モーツアルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」に加え、ダレンボイム本人が現代社会へ問題を投げかける一作として、今回の公演で最も重要視しているという、シェーンベルグの大作「モーゼとアロン」を上演。

この「モーゼとアロン」は、出演者全員が背広にネクタイ&サングラスという映画マトリックスを思わせる衣装と、劇中での銅像が倒されるシーンがフセイン政権崩壊時の映像を連想させるなど、従来のオペラのイメージを覆す斬新な演出が世界各国で話題となっているオペラであり、日本オペラ公演史上においても、歴史に残る出来事となるはずです。

来日公演詳細はこちらから
http://www.nbs.or.jp/berlin2007/ 

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