David Crosbyデイヴィッド・クロスビー

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ソロ・デビュー・アルバム『イフ・アイ・クッド・オンリー・リメンバー・マイ・ネーム』50周年を記念して、デラックス・エディションを発売!最新リマスターに加え、未発表曲を収録!

2021.10.15

『イフ・アイ・クッド・オンリー・リメンバー・マイ・ネーム』のリリースから50周年を記念して、オリジナルのアナログテープからリマスターしたアルバムと、未発表のデモ、アウトテイク、別バージョンを12曲収録したボーナスディスクを含むデラックス・エディションが発売となりました。


シンガーソングライター、デイヴィッド・クロスビーのソロデビュー作『イフ・アイ・クッド・オンリー・リメンバー・マイ・ネーム』は、1971年の発売当時、批評家からは否定的な評価を受けていました。しかし、今日では、このアルバムの冒険的な美学、積み重ねられたハーモニー、喪失感や混乱を歌った心に響く歌詞は高い評価を集めています。

このアルバムには、グレイトフル・デッド、ジェファーソン・エアプレイン、サンタナをはじめ、グラハム・ナッシュ、ジョニ・ミッチェル、ニール・ヤングなど、豪華なメンバーが参加しています。

今回のリマスターは、オリジナルアルバムのエンジニアであるスティーブン・バーンカードが監修し、プランジェント・プロセスによる修復とスピード補正が行われています。



デイヴィッド・クロスビーがこのアルバムのレコーディングを始めた1970年当時、彼は長年の恋人であったクリスティン・ヒントンを1年前に交通事故で亡くし、悲しみに暮れていました。当時、サンフランシスコのウォーリー・ハイダー・スタジオは、クロスビーの避難所となっていました。クロスビーは、毎晩のようにジェリー・ガルシアが現れたことを覚えています。「にっこり笑って、目を見開いて、音楽に魅了されていた」とクロスビーは振り返ります。「彼は、無理にではなく、自然な感じでいつもそこにいたんだ。それは、彼の優しさだったと思う。ジェリーはそんなことは言わなかったし、ほのめかしもしなかった。ただ、『ねえ、何かやってるんだろう?一緒にやろうよ」ってね。
彼らが作った音楽は、後世のシンガーソングライターたちに受け入れられ、「フリーク・フォーク」というジャンルの初期の例として引用されることになりました。オリジナルでは、9つの曲がさまざまな雰囲気や質感を持っています。M2「カウボーイ・ムーヴィー」では、クロスビーの威勢の良さとガルシアの鋭いソロが強烈な印象を与え、M7「言葉のない歌(Song With No Words (Tree With No Leaves))」では、コーラス・フォークとモード・ジャズの中間のような緩やかに展開していきます。M8「オルレアン」はフランスの童謡で、スタジオの反響を利用し、クロスビーのヴォーカル・ハーモニーを合唱として録音することで、独自の作品に仕上げています。
ボーナス・トラックには、このアルバムの制作過程における約1時間の未発表音源が収録されています。その中には、1968年3月28日にロスアンゼルスのハリウッド・レコーダーズでクロスビーが蒔いたアルバムの最初の種も含まれています。プロデューサーのポール・ロスチャイルドと一緒に、「Tamalpais High (At About 3)」などの曲の初期バージョンを録音しました。これらの曲に加えて、「Coast Road」、「Dancer」、ガルシアの代わりにニール・ヤングがソロをとった「Cowboy Movie」の別バージョンなど、未発表セッション音源が収録されています。



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