David Bowieデヴィッド・ボウイ
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デヴィッド・ボウイが1978年から1982年の間にレコーディングしていたライヴ音源やスタジオ音源3作品が6月29日に輸入盤でリリース決定!
2018.5.16
常に時代の先端を走り続け、時代を開拓し続けてきた伝説、デヴィッド・ボウイ。彼が1978年から1982年の間にレコーディングしていたライヴ音源やスタジオ音源を収録した3作品が、6月29日にリリースされることに!
1978年から1982年の間に、ボウイは名盤との呼び声も高い2枚のオリジナル・スタジオ・アルバム『ロジャー』と『スケアリー・モンスターズ』をリリース、1978年に発表された2枚組ライヴ・アルバム『ステージ』としても記録されることとなった大規模なワールド・ツアーも行っており、さらには映画やテレビ番組用のプロジェクトも手掛けていた。
今回、そんな多作な時期を振り返るべく、Parlophoneから3枚の作品がリリースされることとなった。それが、CD/デジタルで発売となる『ウェルカム・トゥ・ザ・ブラックアウト(ライヴ・ロンドン‘78)(原題: WELCOME TO THE BLACKOUT(LIVE LONDON ’78))』と、実店舗での限定発売となる『クリスチーネ・F~麻薬と売春の日々~(原題: CHRISTIANE F. - WIR KINDER VON BAHNOFF ZOO)』、『デヴィッド・ボウイ・イン・ベルトルト・ブレヒトズ・バール(原題: DAVID BOWIE IN BERTOLT BRECHT’S BAAL)』の2枚のアナログ・リイシュー作品だ。
『ウェルカム・トゥ・ザ・ブラックアウト(ライヴ・ロンドン‘78)』
今年のレコード・ストア・デイ限定の3枚組アナログ盤として初めてリリースされた未発表ライヴ・アルバムが、今回遂にCDとデジタルでリリースされることとなった。この作品は、ボウイの“アイソラーⅡツアー(Isolar II tour)”の一環として、1978年6月30日と7月1日にロンドンにあるアールズ・コートにて行われた彼のライヴ・パフォーマンスを収録したアルバムだ。
デヴィッド・ボウイのキャリアを通して数々の作品をプロデュースしてきたトニー・ヴィスコンティがこの1978年のコンサートの模様をレコーディングしており、後にボウイ本人とデヴィッド・リチャーズがミックスを行なっている。この時のセットリストは基本的に77年に発表した『ロウ』と『ヒーローズ』という2枚のアルバムに重点が置かれており、他にも「フェイム」や「ジギー・スターダスト」、「ジーン・ジニー」や「ステイション・トゥ・ステイション」といった初期のハイライト的楽曲も披露されている。また特筆すべきは、「サウンド・アンド・ヴィジョン」のライヴでの初披露時の音源が収録されている事だろう。この『ウェルカム・トゥ・ザ・ブラックアウト(ライヴ・ロンドン‘78)』は2枚組CDと、ダウンロード/ストリーミングでのデジタル配信、そしてハイレゾ音源の配信も予定されている。なお、今作は国内盤での発売も予定されており、国内盤に関する情報は後日明らかとなる予定だ。
『クリスチーネ・F~麻薬と売春の日々~』(限定アナログ盤)
ドイツ出身の女優クリスチーネ・F(Christiane Vera Felscherinow)の自伝を元に、1981年に映画化された作品のサウンドトラック。デヴィッド・ボウイはこの映画に本人役で出演もしており、このサウンドトラックに自身の楽曲を提供、「ヒーローズ」のドイツ語ヴァージョンの他、「ステイ」(76年作品『ステイション・トゥ・ステイション』収録曲)や「ワルシャワの幻想」(77年作品『ロウ』収録曲)、「V-2シュナイダー」(77年作品『ヒーローズ』収録曲)、「怒りをこめてふり返れ」(79年作品『ロジャー』収録曲)などが収録されている。今回、30年の時を経て初めてアナログ盤としてリリースされるこの作品は、レッド・ヴァイナル仕様限定盤となっており、実店舗でのみの限定販売となる。
『デヴィッド・ボウイ・イン・ベルトルト・ブレヒトズ・バール』(限定アナログ盤)
ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトの処女戯曲「バール」(1918年)のために書かれた5曲を収録したEP。1981年11月に、ベルリンにあるハンザ・スタジオでトニー・ヴィスコンティと共にレコーディングが行われている。ボウイのボックス・セット『ア・ニュー・キャリア・イン・ア・ニュー・タウン(1977-1982)』に収録されているボックス・セット限定のコンピレーション作「Re:Call 3」にも収録されていた音源だ。今回限定10インチ・アナログEPとしてリイシューされる今作は、82年オリジナル発売時のパッケージを再現しており、こちらも実店舗のみでの限定販売となる。