Mahler: Kindertotenlieder(1983Rec), R.Strauss: Tod und Verklarung(1979Rec) / マーラー:亡き子をしのぶ歌(1983年録音)、R・シュトラウス:死と変容(1979年録音)【輸入盤】
Mahler: Kindertotenlieder(1983Rec), R.Strauss: Tod und Verklarung(1979Rec) / マーラー:亡き子をしのぶ歌(1983年録音)、R・シュトラウス:死と変容(1979年録音)【輸入盤】
2017.11.17 発売/9305.211296
ミュンヘン・フィル所蔵の、オリジナルのアナログ・マスターテープより新たなるマスタリングを行い、初の正規盤の登場!
ミュンヘン・フィルとチェリビダッケによる素晴らしい遺産が、ミュンヘン・フィル・レーベルより正規盤発売第2弾となります。彼は1979年6月に首席指揮者に就任し、17年間この地位を維持しました。 今日のミュンヘン・フィルの世界的な名声を築いた、オーケストラを作る上で不可欠な要素でした。そして、今日ミュンヘン・フィルは国際的に高く評価されるオーケストラとなっています。ミュンヘン・フィル・レーベルは、現音楽監督ワレリー・ゲルギエフとの近年のライヴ録音をCDとして発売。2017年3月には、クリスティアーン・ティーレマンとのライヴ録音をデジタル配信開始しています。この伝説的なチェリビダッケによる演奏は、彼とオーケストラの本質を形成した伝説的なコンサートでもあり、今日まで絶賛されているものです。
今回のアルバムの「亡き子をしのぶ歌」は、マーラー作品をほとんど演奏しなかったチェリビダッケの貴重な音源。「わたしはマーラーを指揮したことは一度もないし、今後もないだろう。マーラーは音楽史の中でもっとも痛ましい現象のひとつだ」「マーラーなんかいなくってもまったく気にならない」(『私が独裁者?モーツァルトこそ! チェリビダッケ音楽語録』より)と語っていたチェリビダッケが指揮したのは、この曲だけといわれています。チェリビダッケは「マーラーには始まりはあるが終わりはない」交響曲を常に批判し、生涯に一度も演奏しませんでしたが、この「亡き子をしのぶ歌」のみは、例外的に歌詞に意味があるとして演奏されたといわれています。ファスベンダーの素晴らしい歌唱とともに、チェリビダッケが最晩年のスタイルに移行する直前のスタイルで、驚くほど豊かな色彩を明らかにした演奏です。「死と変容」はドラマ性を、劇的に描くことに卓越しているチェリビダッケが、若いころから、数多く演奏に取り上げた曲のひとつで、まさにチェリビダッケならではのすさまじい演奏で、演奏時間は30分11秒。圧倒的なスケールによる緻密で刺激的な演奏です。
この発売のために、ミュンヘン・フィル所蔵のオリジナルのアナログ・マスターテープより新たなるマスタリングを行っています。最近、ECMの監修の下で新マスタリングを担当し、キース・ジャレットの諸作にかかわってきたエンジニア、クリストフ・スティッケル氏がマスタリングを担当し、ライヴの緊迫感ある演奏が甦っています。
【収録曲】
1) マーラー:『亡き子をしのぶ歌』、
2) R・シュトラウス:『死と変容』、
【演奏】
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、
ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ:1)、
【録音】
1) 1983年6月30日、ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)拍手入り
2) 1979年2月17日、ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)拍手入り