Debussy: His First Performers / ドビュッシー:歴史的初期録音集【輸入盤】

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Debussy: His First Performers / ドビュッシー:歴史的初期録音集【輸入盤】

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2018.05.18 発売9029.566542

《20世紀前半においてのドビュッシー演奏家としてのパイオニアによる歴史的演奏》
 

クロード・アシル・ドビュッシー(Claude Achille Debussy)は、1862年8月に生まれ、1918年3月に没したフランス近代の大作曲家。この時代、ジャポニスムは、印象派の音楽家にも大きな影響を与えました。ドビュッシーは、ジャポニスムを採り入れた最初の西洋音楽家ということができるでしょう。ドビュッシーもまた日本の美術が大好きで、交響詩『海』の表紙は、葛飾北斎の「神奈川沖波裏」の図柄で飾られたし、ピアノ曲『金色の魚』は、緋鯉が泳ぐ蒔絵の箱にイメージを得て作曲されました。ドビュッシーの音楽は、きわめて静謐な中に点描風に置かれた音が長く余韻をひびかせ、音楽の流れもゆるやかで並列的な印象を与えるものです。それはまさしく日本性と呼べるものでしょう。そういった彼の印象主義音楽は(ドビュッシーは、自分が「印象主義者」とは認めませんでしたが)、美しい旋律やきちんとした楽曲の構造を主張とするのではなく、音の色彩が瞬間的に変化することで生じる音響効果を追い求めた旋律が大きな特徴と言えるでしょう。
1900年代に入り「録音」という新しい技術が生まれ、ドビュッシーの晩年はその時代にありました。このセットに登場する全てのアーティストは、20世紀前半においてのドビュッシー演奏家としてのパイオニアでした。またいくつかのアーティストは、個人的にドビュッシーと接し世界初演も行いました。つまりドビュッシーと同時代を知り、ドビュッシーの天才的な作品を理解し、画期的な解釈が演奏に含まれているのです。
このセットの最初は、ドビュッシーのピアノロールから始まり、ドビュッシーらのピアノ曲の初演者として歴史に名を残すリカルド・ビニェス、ドビュッシーと同時期にパリ音楽院に学んでいたアルフレッド・コルトー、ビニェスとコルトーからその教えを引き継いだマルセル・メイエらによるピアノ演奏。ミュンシュ、アンセルメ、トスカニーニ、モントゥーらの巨匠指揮者による演奏。ドビュッシーを支持しドビュッシーの作品の編曲なども手がけたビュッセル、当時のフランスの名歌手たちによる歌曲、デゾルミエール指揮による「ペレアスとメリザンド」全曲も収録。ドビュッシーから引き継いだ独特な感性による後生まで残されるべく貴重な音源が収録されています。
なお、ブックレットには歌詞対訳は掲載されておりません。
非常に古い音源のため、原盤に起因するノイズがございます。ご了承下さい
 

【収録予定曲/演奏/録音】
ドビュッシー:
《CD1》
1) 『版画』L.108a より「グラナダの夕べ」
[演奏]1913年11月1日ドビュッシーによるピアノロール [録音]1991年デジタル録音、
2) ピアニスト、リカルド・ビニェス、ドビュッシーについて語る
[語り]リカルド・ビニェス [録音]1938年頃、
3) 『映像 第2集』L.120 より「金色の魚」
[演奏]リカルド・ビニェス(ピアノ) [録音]1930年6月、
4) 『版画』L.108a より「グラナダの夕べ」
[演奏]リカルド・ビニェス(ピアノ) [録音]1929年11月7日、
5-7) 『前奏曲集 第1集』L.125 より「亜麻色の髪の乙女」「ミンストレル」「沈める寺」
[演奏]アルフレッド・コルトー(ピアノ) [録音]1947年10月14日、
8-13) 『子供の領分』L.119a
[演奏]アルフレッド・コルトー(ピアノ) [録音]1947年10月10日、
14-15) 『アラベスク』L.74
[演奏]マルグリット・ロン(ピアノ) [録音]1930年7月10日、
16) 『版画』L.108a より「雨の庭」
[演奏]マルグリット・ロン(ピアノ) [録音]1929年11月12日、
17-28) 『前奏曲集 第1集』L.125
[演奏]ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ) [録音]1936年2月9日、
《CD2》
1-4) 『ベルガマスク組曲』L.82 [演奏]ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ) [録音]1931年3月13日、
5-10) 『映像 第1&2集』
[演奏]ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ) [録音]1948年10月16日、
11-22) 『前奏曲集 第1集』L.131
[演奏]マルセル・メイエ(ピアノ) [録音]1956年2月14-15日、
23) 『喜びの島』L.109a
[演奏]マルセル・メイエ(ピアノ) [録音]1957年1月14-17日、
《CD3》
1-4) 『弦楽四重奏曲 ト短調Op.10』L.91
[演奏]カルヴェ四重奏団 [録音]1931年6月25-26日、
5-7) 『チェロ・ソナタ ニ短調』L.144
[演奏]モーリス・マレシャル(チェロ)、ロベール・カサドシュ(ピアノ) [録音]1930年6月3日、
8-10) 『フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ』L.145
[演奏]マルセル・モイーズ(フルート)、リリー・ラスキーヌ(ハープ)、ウジェーヌ・ジノ(ヴィオラ) [録音]1928年2月3日、
11-13) 『ヴァイオリン・ソナタ ト短調』L.148
[演奏]ジャック・ティボー(ヴァイオリン) アルフレッド・コルトー(ピアノ) [録音]1929年6月7日、
14) 『前奏曲集 第1集』より「ミンストレル」L.125b(ドビュッシー編)
[演奏]ジャック・ティボー(ヴァイオリン) アルフレッド・コルトー(ピアノ) [録音]1929年6月7日、
15) 『牧神の午後への前奏曲』L.87a、
[演奏]カミーユ・シュヴィヤール(指揮)コンセール・ラムルー [録音]1922年、
《CD4》
1) 『牧神の午後への前奏曲』L.87a
[演奏]マルセル・モイーズ(フルート)、ワルテル・ストララム(指揮)ワルテル・ストララム・コンサート管弦楽団 [録音]1930年2月24日、
2) 『夜想曲』L.98a より「雲」
[演奏]フィリップ・ゴーベール(指揮)パリ音楽院管弦楽団 [録音]1928年3月6日、
3-5) 『夜想曲』L.98a
[演奏]デジレ=エミール・アンゲルブレシュト(指揮)ドビュッシー祝祭管弦楽団&合唱団 [録音]1934年1月21&3月27日、1932年11月22日、1934年3月27、
6-8) 『海』L.111a
[演奏]シャルル・ミュンシュ(指揮)パリ音楽院管弦楽団 [録音]1942年3月2日、
9-14) 『6つの古代のエピグラフ』L.139c (アンセルメ編)
[演奏]エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団 [録音]1953年10月(音源:Decca)
《CD5》
1) 『牧神の午後への前奏曲』L.87a
[演奏]ガブリエル・ピエルネ(指揮)コンセール・コロンヌ [録音]1930年2月10日、
2-3) 『神聖な舞曲と世俗的な舞曲』L.113a
[演奏]リリー・ラスキーヌ(ハープ) ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団 [録音]1929年3月4日、
4) 『版画』L.108aより「グラナダの夕べ」(コッポラ編)
[演奏]ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団 [録音]1935年3月12日、
5) 『映像 第2集』L.120より「葉ずえを渡る鐘の音」(コッポラ編)
[演奏]ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団 [録音]1935年3月12日、
6-11) 『子供の領分』L.119b(カプレ編)
[演奏]ピエロ・コッポラ(指揮)パリ音楽院管弦楽団 [録音]1934年10月8日、
12-14)『海』L.111a
[演奏]アルトゥール・トスカニーニ(指揮) BBC交響楽団 [録音]1935年7月12日(ライヴ)、
15-18) 『小組曲』L.71a(ビュッセル編)
[演奏]アンリ・ビュッセル(指揮)フランス国立放送管弦楽団 [録音]1952年10月17日、
《CD6》
1-3) 『夜想曲』L.98
[演奏]ピエール・モントゥー(指揮)ボストン交響楽団 [録音]1955年8月15日(ステレオ:音源:RCA)、
4-8) 『管弦楽のための映像』L.118a、
[演奏]ピエール・モントゥー(指揮) ロンドン交響楽団 [録音]1963年5月18&21日(ステレオ:音源:Philips)
、 9) 『遊戯』L.133a
[演奏]ピエール・モントゥー(指揮) フランス国立管弦楽団 [録音]1955年6月9日(ライヴ:音源:INA)、
《CD7》
1-3) 『忘れられたアリエッタ』L.63bより「我が心に涙降る」「木々の影」「グリーン」 [演奏]メアリー・ガーデン(ソプラノ) クロード・ドビュッシー(ピアノ) [録音]1904年5月、Recorded for G & T”, 78RPMs
4) 『マンドリン』L.43a
[演奏]メアリー・ガーデン(ソプラノ)ギュスターヴ・クロエ(ピアノ) [録音]1928年7月4日(音源:Sony)、
5) カンタータ『放蕩息子』L.61bより「L’annee en vain chasse l’annee」
[演奏]メアリー・ガーデン(ソプラノ)ギュスターヴ・クロエ(ピアノ) [録音]1930年6月27日、
6) 『忘れられたアリエッタ』L.63bより「巷に雨の降るごとく」
[演奏]クレール・クロワザ(メゾ・ソプラノ)フランシス・プーランク(ピアノ) [録音]1928年6月22日、
7) 『シャルル・ボードレールの5つの詩』L.70より「噴水」
[演奏]クレール・クロワザ(メゾ・ソプラノ)ジョージ・リーヴス(ピアノ) [録音]1930年7月、
8-10) 『フランソワ・ヴィヨンの3つの譚歌』(ドビュッシー管弦楽伴奏編曲版)L.126b
[演奏]カミーユ・モラーヌ(バリトン) ジャン・フルネ(指揮)コンセール・ラムルー [録音]1954年10月(音源:Philips)、
11-16) 『忘れられたアリエッタ』L.63b(第2版)
[演奏]ユグ・キュエノー(テノール) ジャクリーヌ・ブランカール(ピアノ) [録音]1951年 (音源:Vanguard)、
17-19) 『3つのビリティスの歌』L.97
20-22) 『愛し合う二人の散歩道』L.129、
23-25) 『華やかな宴 第1集』L.86、
[演奏]マギー・テイティー(ソプラノ) アルフレッド・コルトー(ピアノ) [録音]1936年3月12-13日、
26-28) 『華やかな宴 第2集』L.114
[演奏]ジャーヌ・バトリ(メゾ・ソプラノ&ピアノ) [録音]1929年1月31日、
29-30) フランソワ・ヴィヨンの3つの譚歌』(ドビュッシー管弦楽伴奏編曲版)L.126b
[演奏]シャルル・パンゼラ(バリトン) ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団 [録音]1931年11月3日、
《CD8-10》
1) 歌劇『ペレアスとメリザンド』L.93(全曲)
[演奏]ジャック・ジャンセン(ペレアス)、イレーヌ・ヨアヒム(メリザンド)、アンリ=ベルトラン・エチュヴェリー(ゴロー)、ジエルメーヌ・セルネイ(ジュヌヴィエーヴ)、ポール・キャバネル(アルケル)、リーラ・ベン・セディーラ(イニョルド)、他、イヴォンヌ・グーヴェルネ合唱団、交響楽団、ロジェ・デゾルミエール(指揮) [録音]1941年4月24日~11月17日、
2) 歌劇『ペレアスとメリザンド』L.93(抜粋)
[演奏]マルテ・ネスプーロス(メリザンド)、ヘクトール・デュフレーヌ(ゴロー)、クレール・クロワザ(ジュヌヴィエーヴ)、アルマン・ナルソン(アルケル)、ジョルジュ・トリュック(指揮)交響楽団 [録音]1928年2月15日、1928年3月6日、
3) 歌劇『ペレアスとメリザンド』L.93(抜粋)
イボンヌ・ブロティエ(メリザンド)、シャルル・パンゼラ(ペレアス)、ヴァンニ・マルクゥ(ゴロー)、ピエロ・コッポラ(指揮)コンセール・パドルー [録音]1927年3月29-30日、1927年10月6日、

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