‘round midnight: Dutilleux, Merlin, Schonberg / ラウンド・ミッドナイト ~ デュティユー、メルラン、シェーンベルク【輸入盤】
‘round midnight: Dutilleux, Merlin, Schonberg / ラウンド・ミッドナイト ~ デュティユー、メルラン、シェーンベルク【輸入盤】
2021.10.15 発売/9029.664190
デュティユーとシェーンベルク、それを橋渡しするエベーヌ四重奏団のチェリストのラファエル・メルランの弦楽器のさまざまな奏法を駆使したジャズ風のスリリングな音楽!
【収録予定曲】
1) アンリ・デュティユー:『夜はかくの如し』(弦楽四重奏のための)
2) ラファエル・メルラン:『ナイト・ブリッジ』
(弦楽六重奏のための夜想詩~デュティユーからシェーンベルクへの
ジャンクションによるナイト・ジャズ・スタンダード)
3) アルノルト・シェーンベルク:『浄められた夜』Op.4(弦楽六重奏版)
【演奏】
エベーヌ弦楽四重奏団
[ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)、
ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)、
マリー・シレム(ヴィオラ)、ラファエル・メルラン(チェロ)]
アントワン・タメスティ(ヴィオラ:2-3)
ニコラ・アルトシュテット(チェロ:2-3)
【録音】
2020年8月13-15日(1)、2020年8月16,19,24,26日(2-3)
フランス、ヴィルファヴァール、Ferme de Villefavard en Limousin
ベートーヴェンから現代音楽、ピアソラを含むブラジル音楽まで、幅広いレパートリーで聴衆を魅了するエベーヌ四重奏団。今回の新作は「ラウンド・ミッドナイト」と題された”夜”にまつわる1枚です。
『夜はかくの如し』と名づけられたデュティユーの作品は、クーセヴィツキー財団の委嘱によるジュリアード弦楽四重奏団のために書かれた曲で、「20世紀のカルテットのための重要なレパートリーの一つ」とみなされており、これまでにも著名なアンサンブルによって録音が繰り返されています。作品は途切れることのない7つの部分で構成されており、フラジョレット、ピツィカートなど弦楽器のさまざまな奏法を駆使することで、神秘的な夜の雰囲気を表現します。続く「ナイト・ブリッジ」はアンサンブルのチェリスト、ラファエル・メルランの作品。デュティユーとシェーンベルクを繋ぐ役割として書かれており、時折ジャズ風の雰囲気を感じさせながらも、スリリングな音楽が展開します。タメスティとアルトシュテット、2人の名手が加わることで低音の響きが増強され、重心の低い安定感ももたらされています。妖しげなうめきに満ちたメルランの最終曲から、シェーンベルクへと移る際の見事さも必聴。後期ロマン派の音楽の持つ危うげな不協和音の連続から。明るい月の光が差し込む幕切れまで、6人の奏者たちが一気呵成に奏でる音楽には、ため息をもらさずにはいられません。
1) アンリ・デュティユー:『夜はかくの如し』(弦楽四重奏のための)
2) ラファエル・メルラン:『ナイト・ブリッジ』
(弦楽六重奏のための夜想詩~デュティユーからシェーンベルクへの
ジャンクションによるナイト・ジャズ・スタンダード)
3) アルノルト・シェーンベルク:『浄められた夜』Op.4(弦楽六重奏版)
【演奏】
エベーヌ弦楽四重奏団
[ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)、
ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)、
マリー・シレム(ヴィオラ)、ラファエル・メルラン(チェロ)]
アントワン・タメスティ(ヴィオラ:2-3)
ニコラ・アルトシュテット(チェロ:2-3)
【録音】
2020年8月13-15日(1)、2020年8月16,19,24,26日(2-3)
フランス、ヴィルファヴァール、Ferme de Villefavard en Limousin
ベートーヴェンから現代音楽、ピアソラを含むブラジル音楽まで、幅広いレパートリーで聴衆を魅了するエベーヌ四重奏団。今回の新作は「ラウンド・ミッドナイト」と題された”夜”にまつわる1枚です。
『夜はかくの如し』と名づけられたデュティユーの作品は、クーセヴィツキー財団の委嘱によるジュリアード弦楽四重奏団のために書かれた曲で、「20世紀のカルテットのための重要なレパートリーの一つ」とみなされており、これまでにも著名なアンサンブルによって録音が繰り返されています。作品は途切れることのない7つの部分で構成されており、フラジョレット、ピツィカートなど弦楽器のさまざまな奏法を駆使することで、神秘的な夜の雰囲気を表現します。続く「ナイト・ブリッジ」はアンサンブルのチェリスト、ラファエル・メルランの作品。デュティユーとシェーンベルクを繋ぐ役割として書かれており、時折ジャズ風の雰囲気を感じさせながらも、スリリングな音楽が展開します。タメスティとアルトシュテット、2人の名手が加わることで低音の響きが増強され、重心の低い安定感ももたらされています。妖しげなうめきに満ちたメルランの最終曲から、シェーンベルクへと移る際の見事さも必聴。後期ロマン派の音楽の持つ危うげな不協和音の連続から。明るい月の光が差し込む幕切れまで、6人の奏者たちが一気呵成に奏でる音楽には、ため息をもらさずにはいられません。