台本：W.H.オーデン、チェスター・コールマン

<キャスト>
アン：バーバラ・ヘンドリックス（ソプラノ）
トム・レイクウェル：グレッグ・フェデリー(テノール）
ニック・シャドウ：ホーカン・ハーゲゴール（バリトン）
トルコ女ババ：ブライアン・アサワ（カウンターテナー）

＜演奏＞
スウェーデン放送交響楽団＆合唱団
指揮：エサ＝ペッカ・サロネン
監督：インゲル・オービイ
1995年 スタジオ収録

●ストラヴィンスキーの新古典主義の傑作であり、英語で演じられるオペラ《道楽者のなりゆき》を、スタジオ収録と屋外ロケにより贅沢に映画化！バーバラ・ヘンドリックスがアン、ホーカン・ハーゲゴールがニック・シャドウ、放蕩のかぎりを尽くした末、精神を病んでしまう無邪気な若者トムに、アメリカのテノール、グレッグ・フェデリーが扮しています。日系のカウンターテナー、ブライアン・アサワがトルコ女ババを演じているのも見もの！衣装とセットが美しく飾り立てられ、ときに秘密めいてグロテスクに変化するので観るものを酔わせ、想像力をかきたてるストラヴィンスキーの音楽を一段と引き立たせています。
●1995年イタリア賞（音楽・美術部門）受賞
●〔このオペラのあらすじ〕
舞台は18世紀のイギリス。アン(S)の恋人で、莫大な遺産を相続した破滅型の青年トム・レークウェル(T)が、誘惑者ニック・シャドウ(Br)に惑わされ、放蕩のかぎりを尽くした末、最後には精神病院で死ぬ。その他トムのロンドンでの妻であるトルコ女ババ(A)、アンの父親トゥルーラヴ(B)、競売人ゼレム(T)などが登場する。正統的なオペラの形式にのっとった新古典主義の作品。（『オペラ辞典』音楽之友社刊より）
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