【収録予定曲】
J.S.バッハ：平均律クラヴィーア曲集第１巻
　　～前奏曲とフーガ第15番 ト長調BWV.860（ルカ & レオ・イスピル編）
ファジル・サイ：思い出の街 Op.115
ラヴェル：ヴァイオリンとチェロのためのソナタ M.73
J.S.バッハ：2声のインヴェンション 第6番 ホ長調 BWV.777（イスピル編）
J.S.バッハ：2声のインヴェンション 第8番 ヘ長調 BWV.779（イスピル編）
モーツァルト：ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲
　　　　　　　　　第1番 ト長調 K.423（ヴァイオリンとチェロ用編）
ヘンデル／ハルヴォルセン：ヴァイオリンとチェロのためのパッサカリア

【演奏】
ルカ・イスピル（ヴァイオリン）
レオ・イスピル（チェロ）

【録音】
2024年12月15-18日、アルフォールヴィル、ONDIF studios

　ルカ & レオ・イスピルは、フランス出身の兄弟（ヴァイオリンのルカ・イスピルと、チェロのレオ・イスピル）によるデュオで、高度な演奏技術と豊かな音楽性で注目を集めており、ヨーロッパ各地の音楽祭やコンサートで活躍しています。
ルカ・イスピルは、フランスの若手ヴァイオリニストで、2024年のエリザベート王妃国際音楽コンクールに出場し、注目を集めました。彼は、バッハ、シューマン、エネスク、シマノフスキなどの作品を演奏し、その技術と表現力が高く評価されました。
レオ・イスピルは2002年生まれで、7歳からチェロを始めました。パリ国立高等音楽院（CNSMD）で学び、2023年からはベルギーのエリザベート王妃音楽財団でゲイリー・ホフマンの指導を受けています。彼は、フランス、トルコ、アメリカ、ウクライナ、ジョージアなどで演奏経験があり、数々の国際コンクールで受賞歴があります

　バッハ、ラヴェルからファジル・サイまで、私たちは多様な美的感覚を追求しました。私たち自身を最大限に表現するためには、幅広い様式を網羅することが不可欠でした。このアルバムには、ヴァイオリンとチェロのレパートリーにおける最高傑作、ラヴェルのソナタを収録することは当然のことでした。私たちの心に深く響くこの曲は、初めてデュオで演奏したコンサートの思い出を彷彿とさせます。ファジル・サイ作曲の「思い出の街(Street of Memories)」は、私たちをトルコのルーツへと直接的に導きます。この作品を通して、私たちは私たちの伝統に敬意を表するだけでなく、ヴァイオリンとチェロのレパートリーの充実にも貢献したいと考えました（ルカ & レオ・イスピル）