
アンソニー・クラーク・エヴァンス / Anthony Clark Evans
ごめん下さい、皆様方 / Signore! Signori! Scusatemi
2025.11.28 配信/880242111852
ALBUMデジタル配信
アメリカ出身で、その主要オペラ・ハウスで活躍するバリトン、アンソニー・クラーク・エヴァンスによるアリア集
その力強い歌声と紛れもない舞台での存在感で、この録音において19世紀の偉大なバリトン・レパートリーの輝かしいパノラマを披露する。プログラムは、イタリア・ヴェリズモの情熱的なドラマから、フランス・オペラの優雅さ、そしてリヒャルト・ワーグナーの崇高な音世界まで、多岐にわたる。エヴァンスは、ヴェリズモのプログラム宣言とも言えるレオンカヴァッロ作曲「道化師」の有名なプロローグで幕を開け、続いてジョルダーノ作曲「アンドレア・シェニエ」の痛烈な告発「祖国を殺した女」、そしてプッチーニ作曲「外套」の暗い場面を描く。ドニゼッティとオッフェンバックは、イタリアとフランスの伝統から洗練された旋律と鮮やかな色彩を引き出し、「ハムレット」のトマ作曲「酒宴の歌」は、魅力と軽やかさを添えている。特に注目すべきはワーグナーのアリア、タンホイザーの親密な「有星の歌」と「オランダ人」の壮大な場面で、エヴァンスの声は叙情的な深みと劇的な輝きを併せ持っている。プログラムは、ヴェルディの主要役、リゴレットからイル・トロヴァトーレ、そしてルイザ・ミラーまで、イタリア・ベルカント・ドラマの全容を披露する演奏で締めくくられる。このアルバムは、心を掴むような力強さ、多彩なスタイル、そして深い感情の深さをもって、バリトンの核となるレパートリーを鮮やかに表現するエヴァンスの印象的な肖像となる。カルロ・モンタナ―ロ指揮、ベルリン放送交響楽団との共演。

