収録：1985年4月 コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス

台本：F.Ｊ．メリ、デ・ログリュ／シラーの原作「ドン・カルロ」に基づく
美術、オリジナル製作：ルキノ・ヴィスコンティ
演出：クリストファー・レンショウ

＜キャスト＞
エリザベッタ・ディ・ヴァロア：イレアナ・コトルバス
ドン・カルロ：ルイス・リマ
ロドリーゴ：ジョルジョ・ザンカナーロ
フィリッポ２世：ロバート・ロイド
エボリ公女：ブルーナ・バリオーニ

演奏：ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団・合唱団
指揮：ベルナルト・ハイティンク
映像監督：ブライアン・ラージ

●映画監督がオペラを演出することは珍しいことではありませんが、今作では、映画「ベニスに死す」、「ルートヴィヒ／神々の黄昏」等の代表作で知られる名映画監督、ヴィスコンティがオリジナル製作を担当した作品で、その華麗な舞台は《ドン・カルロ》の決定版とも言える見事な出来栄えとなっています。
●イタリア・オペラの巨匠、ヴェルディが、パリ・オペラ座のために書き下ろした、フィリッポ2世統治下のスペイン宮廷を舞台としたオペラで、スペイン王子カルロと、その婚約者で後にカルロの父フィリッポ2世との政略結婚を余儀なくされた、フランス王女エリザベッタの許されぬ恋が物語の軸となっています。