◎'90年のメジャー・デビュー以来４枚のアルバムをATLANTICからリリース、常に時代の一歩先を歩いていた THE LEMONHEADS。カリスマ、イヴァン・ダンドを中心にCMJの常連バンドとして着実にステップ・アップして　いった彼らは'92年発表の『IT'S A SHAME ABOUT RAY』で大ブレイク。来日公演も3回行い、日本においても確実にファンの支持を集めてきた。

◎これからの期待もますます高まりつつあった彼らだが、残念ながらATLANTICとの契約が終了。今後、イヴァン・ダンドはメジャー契約を探しながら１人で THE LOMONHEADSを名乗りながら音楽活動を続けていく。

◎ATLANTIC在籍時の４枚のアルバムから18曲と、昨年('97)ロバート・プラントのプロデュースでリリースされたRAINER PTACEKに捧げるトリビュート・アルバム『THE INNER FLAME』にイヴァン・ダンドが参加した1曲の全19曲収録のこのベスト・アルバムには、オリジナルのみならず別ヴァージョンも数曲収録されており、ファンには堪らない一枚と言える。

◎さらに日本盤にはボーナス・トラックとして2曲が追加収録される。これらの楽曲は、すべて過去にヨーロッパで発売されたEPからの音源で、今までのアルバムには収録されていなかったレアなヴァージョン。しかも3曲は嬉しい事に大ヒット曲のカヴァーとなっている。M-20はOASIS、M-21はMETALLICAと、洋楽ファンにはたまらない楽曲が並ぶ。