Donald Fagenドナルド・フェイゲン

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故レイ・チャールズを題材の曲を発表

2006.2.28

13年ぶりのアルバム『モーフ・ザ・キャット』からのシングル曲「H・ギャング」のOAが絶好調のドナルド・フェイゲン。
今回のアルバムには、その故・レイチャールズの亡霊(?)に語りかける歌があるというのです。フェイゲンは、
「本当は、あの曲は少し前から温めていた。つい最近まで、私は自分のことをパフォーマーとして受け入れていなかったのだと思う。ずっと自分には、いんちきな商売をしているように思えていた。私の世代の人間の多くがそうだが、私は自分の実際の職業というものに没頭していなかった。だから、何か与えられた役割に真剣に入り込むというのが難しかった。それで、そういう概念に関するこの曲を作ったんだ。そうしてレイ・チャールズが亡くなって、私は自分のことを題材にするよりは、レイ・チャールズに向けて話しかけたほうがずっといいだろうと気づいた。彼は、素晴らしい模範となる人物だったから。そういうわけで、あの曲では、実際より若いヴァージョンの私がレイ・チャールズの亡霊に向かって話しかけているんだ。」
曲のタイトルは、「イッツ・ホワット・アイ・ドゥ」。レイの代表曲のタイトルにひっかけた(?)実に興味深い曲ですね。
そんなドナルドは、3月より、なんと高校生以来という、ソロ・ツアーを開始します!
58歳にして、プロ初のソロ・ツアー、どんな演奏を聞かせてくれるのか、実に楽しみです。

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