Duran Duranデュラン・デュラン

Profile

1980年代ニューロマンティック・ムーブメントの火付け役となり、これまでのレコード・セールスは8000万枚超、全米ヒットチャート・シングル18枚、全英トップ30シングル30枚と、世界の音楽シーンを疾走し続けるデュラン・デュラン。Warner Bros. Recordsと契約し、2015年9月に通算14作目となるスタジオ・アルバム『ぺイパー・ゴッズ/Paper Gods』をリリースした。
1978年、イギリスはイングランド中部・バーミンガムにて結成。1980年代に起きたニューロマンティック(New Romantic)ムーブメントの火付け役となり、そのムーヴメントを代表するバンドとなった。当時のMTVブームにのって、そのルックスのよさやアートスクール出身のメンバーが持つ説得力のあるスタイリッシュさは出身国のイギリスだけでなく、日本でも多くのファンの支持を得た。
バンド名はジェーン・フォンダが主演したSF映画『バーバレラ』(1968年)で登場する悪役「デュラン・デュラン(Durand-Durand)博士」がもとになっている。
1981年2月「Planet Earth」でデビューし、1stアルバム『デュラン・デュラン』が全英アルバム・チャート3位を記録した。メンバーは以下の通り。

  • サイモン・ル・ボン(Simon Le Bon):ヴォーカル
  • ニック・ローズ(Nick Rhodes):キーボード
  • ジョン・テイラー(John Taylor):ベース
  • ロジャー・テイラー(Roger Taylor):ドラムス

その後も「グラビアの美少女」、「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」といったシングルがヒットし、82年セカンド・アルバム『リオ』をリリース。北米ツアーを経て、アメリカでも大ヒットし、その人気は世界的なものになった。
83年3rdアルバム『セヴン&ザ・ラクド・タイガー』(英1位/米8位)をリリースし、84年シングル「ザ・リフレックス」が初の全米シングル・チャートNo.1に(全英も1位)、85年はパワー・ステーションや、アーケイディアといったメンバーのサイド・プロジェクトが話題となり、シングル「007 美しき獲物たち」が全米シングル・チャートのNo.1となる。
その後はロジャー・テイラーの脱退や相次ぐメンバー・チェンジなどで活動は停滞するが、1993年発表のアルバム『デュラン・デュラン(ザ・ウェディング・アルバム)』からのシングル「オーディナリー・ワールド」と「カム・アンダーン」の大ヒットでシーンに復活。
97年、オリジナル・メンバーだったジョン・テイラーが脱退すると再び停滞期に入る。2001年にオリジナル・メンバー5人によるワールド・ツアーを敢行し大きな話題となり、2004年にアルバム『アストロノート』、2010年マーク・ロンソンをプロデューサーに迎えたアルバム『オール・ユー・ニード・イズ・ナウ』をリリース。2015年3月、ワーナーブラザーズと契約し、シックのナイル・ロジャース、マーク・ロンソンらをプロデュースに迎えたスタジオ・アルバム『Paper Gods』を9月にリリースした。

WARNER MUSIC JAPAN SPECIALS